こんにちは、ユキムラです!
突然ですが皆さんは、日光の観光スポットといえば、どんな所を思いつきますか?
- 日光東照宮
- 中禅寺湖
- 華厳滝
そんなところが有名ですよね。
そんな中で【足尾銅山(あしおどうざん)】という観光地があるのをご存じすか?
私は学生時代に、社会科の授業で聞いたことがありましたが、行ったことはありませんでした。
現在は観光地として整備されているので、実際に観光してみましょう。
足尾銅山って何?
足尾銅山は、栃木県日光市足尾町にあります。
江戸時代(1610年)に開山。
以前は銅がたくさん採れた山になっていて、全盛期には年間1500t採掘されていました。
しかし明治時代の初期ごろ、銅山開発による【排煙・ガス・水】で、渡良瀬川(わたらせがわ)流域に被害を出す【足尾鉱毒事件】が発生。
そのため長い時を経て、1972年に銅山は閉山しました。
現在は観光施設になり、坑道(トンネル)の中を見学できるようになっています。
最寄り駅から出発
それでは、最寄り駅から出発していきましょう。
わたらせ渓谷鉄道の【通洞(つうどう)駅】が最寄りです。
隣に足尾駅という間違いやすい駅もあるので、気をつけてください。
入口に到着
駅舎を出てロータリーの先にある、交差点を右に曲がりましょう。
少し進んだ先に信号機がある交差点があり、ここが入口になります。
足尾銅山観光の入口に着きました。
この門を通って少し先を左手に行くと、入坑券(入場券)の売り場があります。
料金は大人830円、子供410円です。
トロッコ列車
入坑券売り場を過ぎると、直ぐにトロッコ列車の乗り場があります。
ここから坑道の中まで、トロッコ列車で移動して行きましょう。
トロッコ列車の様子は、動画でお楽しみください。
トロッコ列車を下車しました。
左にあるのが、プラットホームです。
ホームの先まで行ってみましょう。
坑内巡り
ホームの先はさらに坑道が続いていますが、入ることはできません。
この坑道は、1200㎞以上も網目のように張り巡らされていて、実際に公開されているのは700mほどです。
この長さから、かつては採掘作業が盛んに行われていたことが分かります。
先へ進みましょう。
頭上が低いので、頭をぶつけないように進んでいきます。
9月の暑い季節に行きましたが、坑道の中は涼しく、とても快適でした。
上からは水滴が落ちてくるので、濡れないように気をつけてください。
観光ルートは主に、
- 江戸時代
- 明治・大正時代
- 昭和時代
3つに分けた展示がされています。
当時の作業風景を表した人形が置かれていて、ボタンを押すと動きます。
江戸時代は、ほとんど人力による手作業です。
今では考えられません。
なかには、こんなにホラーな人形もありました!
夢に出てきそうですね。
中の雰囲気を少しですが、動画でお楽しみください。
銅の採掘には人による手作業だけではなく、地下水を利用した【沈殿銅(ちんでんどう)】の方法もあったようです。
足元に展示されていましたが、茶色の銅を確認できます。
効率よく銅を集められますね。
先へ進みましょう。
昭和までくると、採掘は発破(ダイナマイト)を使うようになります。
動画で見てみましょう。
うっすら風が来るので、発破の雰囲気を体感できますよ!
作業員の食事風景です。
過酷な環境で働く作業員にとって食事時間は、何よりも癒される一時だったに違いありません。
さらに進んでいきます。
すると途中で分かれる道が現れました。
右側の道へ進んでいくと、
神社がありました。
【開運洞(かいうんどう)】といいます。
坑道も終盤です。
最後のストレートは照明とのコラボレーションで、とてもキレイでした。
坑道が終わると【銅(あかがね)資料館】という、展示スペースがありました。
足尾銅山の歴史から採掘方法、使用道具などを知ることができます。
そのなかには採掘品や、
銅のインゴットなどもあり、実際に手に触れることができます。
足つぼマッサージのような、鉱石の展示もありました。
外に出てきました。
外には以前使われていた、トロッコ列車の展示もあります。
先ほどトロッコ列車で入っていった、トンネルを外から眺めることができますよ。
このトンネルは【通洞坑】といい、トロッコ列車が忙しく往復しています。
鋳銭座
広場の端には【鋳銭座】という、資料館もありました。
中には江戸時代に作られていた【お金】の、製造工程を人形で表現したり、お金の歴史を知ることができる展示をしています。
アクセス
- わたらせ渓谷鉄道【通洞駅】より徒歩5分
- 日光・宇都宮道路【清滝IC】から30分
駐車場は約100台ほど停められます。
まとめ
いかがでしたか?
私も行ってみるまでは、こんなに楽しめる観光スポットとは思いませんでした。
遥々足尾まで伸ばして正解です。
皆さんも近くまでお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
それではこのあたりで!
コメント