【久能山東照宮】徳川家康公を祀る「城跡」に造られた神社

旅行・観光スポット

こんにちは、ユキムラです!

突然ですが徳川家康を祀る神社といえば、みなさんはどこを最初にイメージしますか?

「日光東照宮」と思われた方もいるでしょう。

しかし家康が最初に埋葬されたのが、静岡県にある【久能山(くのうざん)東照宮】といわれています。

家康が晩年に過ごしていたのが静岡(駿府)だったからです。

そこで今回は、歴史ある神社を参拝して豪華な造りの「社殿」をご紹介していきます。

久能山東照宮の歴史

参拝をはじめる前に、久能山東照宮の歴史について簡単にご紹介します。

久能山】という山に神社が建立されたのは、徳川家康が亡くなってからです。

それ以前に何があったかというと「お寺」と「お城」がありました。

特に「お城」は、1568年に【武田信玄】が「久能寺」というお寺を移して築城したとといわれています。

断崖絶壁にあるこの地が、城を築くのに適した場所だったようです。

武田家滅亡後は徳川家の城となりました。

家康の死後1616年に、子の【秀忠】によって現在の【久能山東照宮】が建立されます。

久能山駅から出発

それでは、さっそく参拝に行きましょう。

今回は静岡駅から、バスとロープウェイを使って行きました。

ロープウェイの【久能山駅】から出発です。

駅から階段を降りて行くと、まず最初に通るのが、御守りとお土産を販売しているスペースです。

道を突き当たりまで歩くと【社殿・博物館・参道】と3つのルートがあるので、【社殿】の方向へ歩いていきましょう。

なお、社殿への参拝は「拝観料」が掛かります。

支払い場所は、この看板の左後方です。

社殿

久能山東照宮の社殿は、日光東照宮と比べるとやや小ぶりな神社です。

しかし、建物の造りは素晴らしいものであり、豪華な社殿が参拝者を出迎えてくれます。

ユキムラ
ユキムラ

社殿への道のりは、階段が多いので気をつけてください。

楼門(ろうもん)

入場料を支払って最初に現れる建物が【楼門】です。

社殿への入口といってもいいでしょう。

楼門の中心には徳川家康の神号である【東照大権現(とうしょうだいごんげん)】が描かれています。

お土産売り場には、楼門がデザインされた「記念メダル」が販売されていて、思わず買ってしまいました。

旅の記念にオススメですよ!

ユキムラ
ユキムラ

販売場所は先ほど通ったお土産売り場付近に、自動販売機であります。

稲荷・厳島神社

楼門を過ぎると右手には【稲荷・厳島(いつくしま)神社】が見えてきました。

鳥居を潜って左側が「稲荷神社」、右側が「厳島神社」の合殿となっています。

先へ進みましょう。

階段の先には鳥居が見えてきました。

鼓楼(ころう)

鳥居過ぎると、数多くの建物が見えてきます。

右手には【鼓楼(ころう)】という建物があり、細やかな造りと色使いに感動すると思いますよ。

この鼓楼は元々、時を知らせる「鐘つき堂」で【鐘楼(しょうろう)】という名前でした。

しかし神仏分離で「太鼓」に置き換えられたことで、現在の【鼓楼】という名前になります。

五重の塔跡

鼓楼の反対側には【五重の塔跡】があります。

かつてはここに、三代将軍の「家光」が建てた五重の塔がありました。

しかし明治政府の「神仏分離政策」によって、解体されてしまいます。(五重の塔は寺院の建物であるため)

現在は塔の「礎石」のみ残り、その大きさをイメージできる場所です。

ユキムラ
ユキムラ

五重の塔は高さが30mを越えたとも伝わり、久能山東照宮の象徴でした。見れなくて残念です。

神庫(しんこ)

神庫】は神社に伝わる宝物品を保管しておく建物です。

現在は【久能山博物館】で保管されています。

本殿

さあ、いよいよ本殿です。

正面の【唐門】の階段は柵があるので、右脇にある別の階段を使います。

階段の正面には【日枝神社】があり、左折していくと、

久能山東照宮のメイン施設である【御社殿】に到着です。

国宝に指定されています。

ここで参拝しましょう。

ユキムラ
ユキムラ

参拝すると「出世運」「健康運」等にご利益があるといわれてますよ!

参拝を終えて先へ進みます。

御社殿左側へ回り込むと、

三つ葉葵の門が1つにだけ逆さになっている【逆さ葵】がありました。

これは完成していないことを意味していて、「これで終わりではなく、さらなる発展への願い」が込められています。

逆さ葵の先にも、きらびやかかな御社殿が続いていて、その豪華さに息をのむほどです。

神廟(しんびょう)

本殿の先にはまだ道が続きます。

階段を40段ほど登っていくと、

家康公のお墓である【神廟(しんびょう)】に到着です。

以前は木製でしたが、1640年に三代将軍「家光」によって、石造りに改められました。

家康の遺命により、西向きに建てられています。

神廟の隅には、家康公が乗っていた愛馬のお墓も、ひっそり佇んでいます。

以上が【社殿】のご紹介でした。

久能山博物館

社殿の参拝を終え【久能山博物館】にやってきました。

ここには徳川家ゆかりの品が保管・展示されています。

残念ながら「撮影禁止」でしたのでお見せできませんが、「刀・甲冑・生活道具等」貴重な品々が展示されていました。

参道

最後に山の下から続く【参道】をご紹介します。

立派な鳥居が出迎えてくれました。

鳥居から東照宮までは「1159段」の階段が待ち受けています。

江戸時代には当然ロープウェイなんてないので、参拝者は皆こちらから登っていました。

ユキムラ
ユキムラ

現在でも東照宮で働く神職の方は、毎日この階段を登り降りしているみたいですよ。

階段を約20分かけて登り、社殿の入口まで戻ってきました。

階段は段数はありますが「段差」が少ないので、以外と登りやすかったですよ!

運動もしたので、休憩することします。

お土産売り場にあった【安倍川もち】を買いました。

「ホットコーヒー」と一緒にいただきます。

売り場の横にはベンチもあるので、絶景を眺めながらゆっくりすることができました。

以上で参拝を終えることにしましょう。

アクセス

最後に久能山東照宮への【アクセス方法】をご紹介します。

公共交通機関

・静岡駅よりバス(日本平線)→日本平ロープウェイ【所要時間約60分

【久能山東照宮】公共交通での「アクセス方法」を2通り紹介
静岡にある【久能山東照宮】へのアクセス方法です。 最寄り駅から行ける「2つのルート」をご紹介します。

車(マイカー)

直接東照宮へ乗り入れはできません、ロープウェイの駐車場をご利用ください。(200台※無料)

・日本平スマートインター→ロープウェイ駐車場→ロープウェイ【所要時間約30分

・東名静岡、清水インター→ロープウェイ駐車場→ロープウェイ【所要時間約50分

まとめ

いかがでしたか?

久能山東照宮は素晴らしい造りの社殿が数多くあり、少し遠かったですが来てよかったです。

静岡にお越しの際には、ぜひ立ち寄って参拝していってください。

それではこのあたりで!

コメント