こんにちは、ユキムラです!
みなさんの職場にあるクレーンは、使い慣れてくると容易に操作できますよね。
しかし出張など、本来の勤務地以外でクレーンを操作する機会がある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クレーンの機種によって違う、操作の注意点を3つご紹介します。
3つの注意点とは?
機種の違いによる注意点を3つにまとめました。
- クレーンが止まらない
- 方向の違い
- 運搬通路
ここから詳しく解説していきます。
クレーンが止まらない
まずは【クレーンが止まらない】から、詳しく解説していきます。
これは私も実感したケースです。
私は以前に勤めていた物流会社でのことですが、取引先へ製品の積み込みのために、出張した際の話です。
取引先にあった天井クレーンは、昭和初期に作られた古いものでした。
いざ積み込みを始めようとペンダントスイッチを押して「走行」方向へ動かすと、スイッチを離しても全然止まりません。
スイッチを離してから止まるまで、約1mほど進んだと思います。
「たった1m?」
そう思われた方も、いらっしゃるかもしれませんが、この1mがとても焦るんです。
トラックへ積込みする際には、製品同士の間に隙間がないようにします。
しかしクレーンが惰性で動き続けるため、この調整にとても苦労したのと、事故が起きそうな危険を感じました。

年式の古いクレーンは、特に注意して操作しましょう!
方向の違い
次にご紹介するのが【方向の違い】です。
みなさんはクレーンを動かすときに、何を基準に動かしていますか?
天井クレーンの場合は、クレーンに付いている【東西南北】の表記で判断すると思います。
しかしこの表記、場所によって違いがあるんです。
例えば自分の職場では「東西が走行」「南北が横行」だったとしましょう。
しかし出張先では、「東西が横行」「南北が走行」という場面があります。
そんな時、間違って操作してしまい違う方向へ動き出してヒヤリとした場面が出てくると思います。
そのクレーンがどのボタンで、どちらへ動くのか必ず確認してから操作するようにしましょう。

自分の立ち位置によって方向が変わるので、自分がどの位置・向きで立っているのか、常に把握しましょう。
運搬通路
最後にご紹介するのは【運搬通路】についてです。
他の場所に行った場合、運搬通路も異なります。
作業中、予想もしない場所から人が飛び出してくる場合があります。
作業前にどこに人が歩くのか、必ず確認してから行うようにしましょう。

クレーンは急には止まれません!
人の位置は常に警戒しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
いつもと違うクレーンを操作する際には、今回ご紹介した内容を知っていただけると、実際の現場で役に立つと思います。
改めて慎重に操作するように、心掛けてください。
それではこのあたりで!
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