こんにちは、ユキムラです!
みなさんは【救命技能講習会】というのをご存じですか?
近頃では【AED】の普及や【心肺蘇生法】などの措置で、助かる命が増えてきています。
しかし今その瞬間に、その措置を実践することができますか?
私もこの講習会を受けるまでは、何となくの知識しかありませんでした。
そこで今回は、私が実際に体験してきた【上級救命講習会】の内容をご紹介していきます!
講習時間・料金は?
上級救命講習会は全国の消防署などで受講できる講習会のです。
そのため、昼食を挟んで午前・午後にまたがる1日コースになります。
時間がない方には、半日の3時間ほどで受講できる【普通救命講習会】がオススメです。
この講習会は地域にもよりますが、【無料】で受講できます。
上級の講習内容
そんな1日かけて行う【上級】の講習内容はどのようなものでしょうか。
簡単にまとめると、次の3つです。
- 心臓マッサージ(胸骨圧迫)
- AEDの使い方
- 応急救護措置
私が教習した実習では、約5~6人のグループに分かれ、担当の講師が1人付きます。
その講師の方と順番に、マンツーマンで指導されながら学んでいく内容です。
次の章から、詳しく解説していきます。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)
講習でもっとも多くの時間を使うのが【心臓マッサージ】です。
私が受講したときには、午前中のすべてこの実習でした。
人形を使いながら、実習していきます。
心臓マッサージは胸骨圧迫とも呼ばれ、すべての人に同じやり方ではなく、【成人】と【乳幼児】で多少異なります。
その違いと詳しいやり方を、講師の方とマンツーマンで学びます。
順番で実習しますが、回数が多いのでかなり疲れます。
AEDの使い方
心肺蘇生法のやり方をたっぷり学んだ後は、AEDの使い方です。
AEDは停止した心臓の動きを、電気を流してショックを与えることで、元の動きに回復させるための器具です。
実際に救護措置を行うときには、【心肺蘇生法+AED】のやり方で救助します。
そのため講習でも、2つの方法を組み合わせて行い、使用手順などを学べる内容です。
今までAEDは聞いたことはありましたが、実際に触ったのは初めてだったので、とても参考になりました。
応急救護措置
講習最後の実習は【応急救護措置】で、次の3つの内容です。
- 異物除去の方法
- 簡易担架の作り方
- 三角巾を使用した救護方法
異物除去の方法
異物除去の方法は、食事中に食べ物が喉に詰まってしまったときに行う方法です。
主に【背部叩打法(はいぶこうだほう)】と【腹部突き上げ法(ふくぶつきあげほう)】の2種類あります。
この2種類の方法を、マネキンを使って行う実習です。
2つの方法は、状況によって使い分けます。
簡易担架の作り方
簡易担架は身近にあるものを使って、人を運ぶための【担架】を作る実習です。
私が受講したときは、講師の方が作る様子を見学する実習でした。
作り方としては【竹2本】と【毛布】を使って作っていましたが、
「竹なんて身近にある?」
と思ったりしました。
しかし実際に、担架は作れていました。
ちなみに【物干し竿】は、強度が弱すぎて折れてしまうみたいです。
三角巾を使用した救護方法
最後に実習したのが【三角巾を使った救護方法】です。
三角巾とは白い布のことですが、これを使うことで、
- 出血部の止血
- 骨折部の固定
などをすることができます。
実習では講師の方が実際にやるところを見学するのと、自分の足を使って止血する方法を学んでいきます。
三角巾は怪我をした方には、とても有効なものだと実感しました。
確認テスト
すべての実習を終えたあとには、簡単な筆記の確認テストがあります。
全部で20問ほどでした。
「テスト苦手だなぁ~」
そんな方もいると思いますが、そんなに気にすることはありません。
出題範囲は配布されたテキストから、講習中に教えてもらえます。
そのため、講習中に寝ていることさえしていなければ、まず不合格になることはありません。
テストに合格すると、最後に修了証が配布され終了です。
まとめ
いかがでしたか?
人命救助に欠かせない救命講習会は、とても勉強になる内容でした。
みなさんもいつかは、人命救助に必要な場面に遭遇するかもしれません。
そんなときにこの講習が、きっと役立つと思います。
興味のある方はぜひ参加してみてください。
それではこのあたりで!
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