こんにちは、ユキムラです!
クレーン作業に携わっている方は、作業中にふと「危険だな」と思った場面はありませんか?
私も長い間クレーン作業をしていますが、そういう場面に出くわしたことが何度もあります。
そこで今回は、クレーンで禁止されている作業を「3つ」ご紹介していきます。
3つの禁止事項とは?
今回は私が経験してきたことを元に、初心者の方がやりがちなことを選びました。
- 脇見運転
- 吊り荷の下に入る
- 荷物の1本吊り
脇見運転
まず最初にやりがちなことが【脇見運転】です。
「何だ、そんなことか。」
そう思った方がいるかもしれません。
しかし、当たり前のことをやってしまう場面があります。
それが【忙しい時】です。
普段気持ちに余裕があるときには、初心者の方も慎重に運転しています。
しかし作業に追われたりして忙しくなると、普段しない行動をするんです。
- 次の作業場所を見ながら運転
- 次に吊る荷物を見ながら運転
- 無意識にボーっとしてしまう
このようなことをしていると、吊り荷やクレーンのフックを、物や人に当ててしまう危険があります。
忙しいときこそ心を落ち着けて、慎重に作業をするようにしましょう。

私自身も実際にやってしまったことがあり、危うく建物の壁にぶつけてしまいそうになったことがあります。
吊り荷の下に入る
次にご紹介するのが【吊り荷の下に入る】ことです。
玉掛け技能講習を受講された方は、講義の中で
聞いたことがあるかもしれません。
この行動は、非常に重大事故のリスクがあります。
それは吊り荷が落下すれば、命の危険があるということです。
クレーンで荷物を吊るということは、人の手では持てないということであり、その重さは最低でも数百㎏はあることでしょう。
そんな荷物が万が一落ちてきた場合、人間の身体はひとたまりもありません。
そのリスクを避けるためにも、吊り荷の下には絶対に入らないようにしましょう。

点検などでやむを得ず、吊り荷の下に入るときには、落下防止措置をしてから入るようにしましょう。
荷物の1本吊り
最後にご紹介するのは【荷物の1本吊り】です。
これはワイヤーロープやベルトスリングなどの、玉掛け用具に関する事象です。
このなかでやってはいけないことが、ワイヤーロープなどの1本吊りです。
なぜやってはいけないかというと、荷物の重心が関係しています。
1本吊りをする場合は、この重心上に玉掛け用具が来なければいけないからです。
しかし荷物の重心は、目には見えないものであり、確実な位置を把握するのは極めて困難です。
そのため、安全な2本吊り以上の吊り方が最適でしょう!

1本吊りはバランスが悪く、非常に危険です!
絶対にやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は初心者の方が失敗しやすい、禁止されている作業を3つご紹介してきました。
実作業にも活かせる内容ですので、参考にしてみてください。
それではこのあたりで!
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