こんにちは、ユキムラです!
みなさんは【日本海海戦】という戦いをご存じですか?
日露戦争で日本の「連合艦隊」が、ロシアの「バルチック艦隊」を破った戦いで有名です。
その戦いで活躍した船が【戦艦三笠】でした。
この船は現存し【記念艦三笠】として、一般公開されています。
そこで今回は【三笠】に乗り込み、この船が強かった秘訣を探していきましょう。
戦艦【三笠】ってどんな船?

【三笠(みかさ)】は旧日本海軍が、1902年(明治35年)にイギリスで造った戦艦です。
名前の由来は、奈良県にある【三笠山】から付けられました。
三笠がもっとも有名になったのは、日露戦争の【日本海海戦】です。
このとき三笠は、日本の連合艦隊【旗艦(指揮艦)】として先頭に立ちました。
そして指令長官の【東郷平八郎】が指揮を取り、ロシアのバルチック艦隊を撃破します。
しかし「長崎・佐世保港」で爆発事故を起こし、一旦は沈没しましたが、引き揚げられて修復されました。
その後除籍され、現在では【記念艦三笠】として、横須賀の「三笠公園」で保存・公開されています。

三笠はコンクリートで固定されているため、船酔いなどの心配もないですよ!
三笠に乗り込む

それでは、さっそく乗り込みましょう。
三笠に入るには、入場券が必要です。
お土産売り場の横に「券売機」があるので、こちらで購入してください。

料金は大人600円・高校生300円で、中学生以下は無料になります。

艦内へ入るには、外付けの階段を利用します。
入場券は階段を登ったところに「係員」がいるので、そこで渡してください。

今回は順路通り、【上甲板(船尾→船首)から中甲板(船首→船尾)】の順に、見て回りたいと思います。

三笠の中は広く、じっくり見ると【1時間】ほど掛かります
上甲板
30センチ主砲

まず乗り込んで最初に目に入るのが、後部にある【主砲】です。
口径が【30センチ】もあり、その巨大さを目の当たりにします。

近くには【砲弾】のレプリカも展示されていましたが、こちらは重さが「400Kg」もあったそうです。
しかしこんなに大きなものが、空を飛び交っていたと思うと、少し恐怖を感じました。

主砲の射程距離は【10Km】もあったらしく、その解説をした掲示板がありました。

仮に現在の所から主砲を放った場合、三浦半島はほぼ射程に入ります。
無線電信室

先に進みましょう。
通路の右側には【無線電信室】がありました。
無線電信とは「モールス信号」のことで、当時の連絡手段はこれが主流でした。
このモールス信号は体験することができ、実際に触ってみると面白いですよ。
動画にしたので、ぜひご覧ください。
8センチ補助砲

こちらは射程距離が「3Km」ほどで、主に接近戦で使用していたようです。
攻撃手が目視で敵を見つけ、攻撃していました。

視線を上に向けると、巨大な煙突があります。
これは三笠の動力施設で【蒸気機関】で動いていました。
そのため巨大な煙突が、船の真ん中あたりに2つあります。
艦橋

ここから三笠の中枢部の【艦橋】に入っていきましょう。

階段を昇ると最初に現れるのが【信号探照灯】です。
照明として使われた他、味方の艦船への伝言を伝える「信号」として使われました。

階段を昇ると【操舵室】があります。
三笠の操縦は、この場所で行っていました。
中には入れず、外から眺める感じになってます。

操舵室の上には、指令長官が指揮をする【最上艦橋】があります。

中央には大型の「コンパス」があり、こんな大きなものを見たのは初めてだったのて、迫力がありました。

床には当時、誰がいたかの「立ち位置」を示す銘板がありました。
【東郷平八郎】が見ていた眺めを、ご覧ください。

いかがでしょうか、まさに絶景ですね。
この場所から【日本海海戦】の指揮を取ったことでしょう。

ここからは周囲をぐるりと一望することができ、

なかなか良い眺めでした。
まさに長官が指揮を取るには、最高の場所だったことでしょう。
前甲板
次は艦橋を降りて【前甲板】を見ていきましょう。

ここから見る眺めは、またいい感じです。
先ほどまでいた艦橋の他、

前にある「主砲」も、間近で見学することができますよ!

その他、三笠を停泊させるために使った「イカリ」を下ろすための、チェーンも見ることができます。

巨大な「三笠」を停泊させるための【チェーン】は、その大きさにビックリしました。
中甲板
上甲板の次は【中甲板】を見ていきましょう。
艦橋の下にある階段を降りて、艦内に入っていきます。
15センチ副砲

【副砲】は中甲板の側面に設置された、中型の攻撃設備です。
射程距離は【約8Km】で、主砲には及びませんが、それなりに長い距離を攻撃できました。

副砲の攻撃手は直接敵を見れないので、指示役からの伝言で砲塔の「距離」と「角度」を調整していました。

攻撃手は【ハンモック】で仮眠を取りながら、任務にあたっていたのでしょう。
「日本海海戦」シミュレーター

まず最初に現れるのが、【日本海海戦シミュレーター】です。
実際に「日本海海戦」をゲームで楽しめ、こども達が集まる人気アトラクションてした。
中央展示室

次にあった施設は【中央展示室】です。
戦艦三笠にまつわる展示品が集められ、三笠の歴史が詳しく紹介されています。
歴史が好きな方は、とてもおもしろいと思いますよ。

展示室横の通路には、三笠の模型も展示されていました。
全盛期の三笠を模型ですが、間近で見ることができます。

この他【艦隊模型コレクション】と称して、日本海軍の全艦が模型で展示されていますよ!
長官室・艦長室

三笠の後方までやってきました。
ここからは、階級が上の方が使用する部屋が並んでいました。

各部屋はドアで仕切られています。
そして通路の途中には、こんなものがありました。

主砲の【断面模型】です。
主砲が回転する仕組みと、構造がよく分かります。

しかしこんなに船底近くまで、主砲の設備が埋め尽くされているのに、ビックリしました。

そして少し進むと、三笠の艦長が使っていた【艦長公室】に到着です。

艦長が公務を行っていた部屋とみられます。
床には「じゅうたん」が敷かれていて、高級感がありました。
次ぎに【長官公室】があり、東郷平八郎が使用していました。
部屋の様子は「動画」にしたのでご覧ください。

艦長室よりさらに広い、格が違う部屋になっていますよ!
記念メダル

最後に何か、記念になるようなものを買っていきましょう。
三笠には艦内に、お土産の【記念メダル】が販売されています。

レパートリーは2種類で【三笠の外観メダル・旗のメダル】です。
料金はややお高い【800円】でしたが、せっかく来たので、買っていくことにしました。

最後に三笠とメダルの、2ショットを撮ってみました。
以上で三笠の探険を、終えることにしましょう。
アクセス

最後に
最後に
楽しんでいただけましたか?
【記念艦三笠】は船が好きな方はもちろんですが、一般の観光でも十分楽しめるスポットでした!
横須賀までお越しの際には、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
それでは、このあたりで!
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