こんにちは、ユキムラです!
今回の名城探訪は、栃木県足利市にあるお城【足利氏館】をご紹介します。
足利氏館とは?
足利氏館は12世紀半ばごろ、源(足利)義康によって作られました。
名前にある通り、城というより館色が強く、鉄壁さは感じられません。
しかし堀や土塁、門などは【城】としての雰囲気があり、鎌倉時代に作られたものだと実感できます。
現在は義康の子、義兼が持仏堂を建立したことで【鑁阿寺】(ばんなじ)というお寺になっており、境内は館の面影はありません。
堀・土塁
下の写真は、外周を撮影したものです。
このような感じで、堀と土塁が四方を囲っています。
中世武士の館で特徴的な【方形館(ほうけいやかた)】という形です。
豪族の館らしく、庭園みたいにキレイでした。
城としての雰囲気を味わいたい方は、外周を見るのがオススメです。
1週しても30分かかりません。
門
足利氏館には、門が4箇所あります。
山門
山門は館の南側にある門で、太鼓橋とセットで楽しめます。
四つの門のなかでは最も豪華な作りで、表玄関の雰囲気です。
栃木県の指定有形文化財です。
山門(奥)と太鼓橋(手前)
東門
栃木県の指定有形文化財です。
個人的には東門が、風格があって良かったです。
北門
北門は元々鑁阿寺(ばんなじ)の十二支院(十二坊)の一つである、千手院(せんじゅいん)の山門でした。
それを大正7年(1918)に鑁阿寺北門として移され、現在に至ります。
足利市の指定文化財です。
西門
足利義兼の創建といわれていますが、現在の門は永享4年(1432年)に再建されたものです。
昭和32年にも解体・修理されています。
東門と同様に栃木県の指定有形文化財です。
まとめ
いかがでしたか?
お城というより館ですが、堀と土塁はみごとな作りでした。
近くの太田市には金山城があるので、少し足を伸ばしてみてもいいかもしれません。
こちらはガッツリの山城です。
それでは今回はこのあたりで!
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