こんにちは、ユキムラです!
今回はクレーン運転士、衛生管理者などの安全衛生技術センター(以下センター)で行われる、学科試験の申請方法をご紹介します。
「受験申請書はどこで入手するの?」「申請書の書き方を教えて!」そんな方のために、受験申請書の実物を元に、分かりやすくご説明します。
はじめに
今回ご紹介する方法で、申請できる資格試験は以下のとおりで、申し込み方法も共通しています。
なお、インターネットを利用した、電子申請には対応してません。
すべて手書きで申請書を記入して、提出する方法になってます。
受験申請書の詳細と入手方法
受験申請書の詳細
受験申請書は冊子になっていて、次の書類が添付されています。
- 宛名用紙
- 払込取扱票
- 受験申請書
以上の3つが添付されています。
申請の際にもらえる冊子
受験申請書をはじめ、申請に必要な内容が書かれています。
宛名用紙
受験申請書を郵送で提出する際、封筒の表面に貼りつけて使います。
払込取扱票
受験料を払い込みするときに使用します。
受験申請書
申請書のサイズはA4になります。
表面には申請項目の記入欄、裏面には添付書類の貼り付け欄があります。
表面
裏面
入手方法
受験申請書は以下の場所でもらえます。
また、料金はかかりますが、郵送で取り寄せることも可能です。
【受験申請書取扱機関】と【郵送で取寄せ】の詳細は、安全衛生技術試験協会の公式サイト(受験申請書の請求)でご確認いただけます。
申請に必要なもの
受験申請書の他に提出が必要なものは以下のとおりです。
証明写真
次の写真を1枚用意します。
- サイズは縦30㎜×横24㎜
- 6ヶ月以内に撮影したもの
- 正面・脱帽・胸から上・無背景の写真
本人確認証明書
次のいずれかを添付します。
- 自動車運転免許証の写し(表裏)
- 健康保険被保険者証の写し(表裏)
- 労働安全衛生法免許証の写し(表裏)
- 住民票又は住民票記載事項証明書
住民票又は住民票記載事項証明書を提出する場合は
マイナンバーが記載されていないものを用意してください。
事業者証明書
受験資格・免除科目がある試験で、実務経験を証明するためのものです。
冊子に事業者証明書が用意されているので、必要な方は書いてもらいましょう。
記入してもらったら、受験申請書の裏面にのり付けします。
原本証明書
受験資格・免除科目がある試験で、原本証明書が必要な場合に添付します。
原本証明書(記入例)
卒業証明書
専門課程の習得により、受験資格・免除資格が得られる等、卒業証明書が必要な場合は添付します。
原本又は写し(写しの場合は原本証明書も添付)が必要です。
受験料
受験料は学科試験の場合、各試験とも共通の料金です。
実技試験がある免許試験では、それぞれ異なる料金ですので下にまとめました。
学科試験
- 各試験共通(6,800円)
実技試験
- クレーン・デリック運転士(11,100円)
- 移動式クレーン運転士(11,100円)
- 揚貨装置運転士(11,100円)
- 普通ボイラー溶接士(18,900円)
- 特別ボイラー溶接士(21,800円)
実技試験のある免許試験では、学科試験に合格しないと実技試験を受験できません。
まず、学科試験の料金だけ払ってください。
支払方法
支払いは【払込取扱票】で行います。
特に下の赤線で囲ってある、【振替払込受付証明書】は受験申請書に添付するので、なくさないようにしましょう。
支払いは必ず、窓口でしてください。
振替払込受付証明書 の【日附印】が必要になります。
受験申請書の書き方
ここからは、受験申請書の書き方をご説明します。
まず上段の(A,B)欄からご説明します。
A欄の補足
【第二種衛生管理者】の免許を所持している方が、【第一種衛生管理者】の資格を受験されるときは、A欄に 【第一種衛生管理者】 と記入した上部に【特例】と赤字で記入します。
B欄の補足
学科免除の方
学科の免除科目があるときには、学科欄の【全部免除】又は【一部免除】を〇印で囲みます。
【一部免除】の場合はとなりのカッコに、免除科目の略称も記入します。略称は冊子に記載されています。
一部免除を○で囲み、()の中に【力学】と記入して、所持しているクレーン免許証のコピーを同封します。
実技免除の方
次の免許試験で実技試験免除の方は、必ず実技欄の【全部免除】を〇で囲んでください。
・クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士、揚貨装置運転士を受験する方で、実技教習を修了している方。
・普通ボイラー溶接士を受験する方で、次の試験に合格している方。
詳細は安全衛生技術試験協会の、普通ボイラー溶接士【受験資格】でご確認いただけます。
次に(C,D,E,F)欄です。
E欄の補足
住所欄の都道府県のフリガナはいりません。
F欄の補足
通常は勤務先を記入しますが、必要ない場合は自分の携帯番号のみ記入すればOKです!
記載事項について問い合わせされることがあるので、(8:30~17:00)に連絡可能な電話番号にしましょう。
次は(G,H)欄です。
G欄の補足
【実技】欄は学科試験免除者のみ記入してください。
学科試験合格後、実技試験を受験する方にはセンターから試験日が通知されます。
H欄の補足
【受験資格コード番号】は冊子に記載されています。
次に(I,J)欄です。
I欄の補足
申請書の提出日を記入してください。
次は(K)欄です。
銀行窓口で受験料を支払いした際に渡される、【振替払込受付証明書】(下の写真赤で囲んだ部分)を受験申請書のK欄に張りつけます。
次は(L)欄です。
L欄の補足
証明写真の裏面には紛失防止のために、氏名と試験の種類を書いてから貼ってください。
申請書裏面
裏面には証明書などの添付書類を貼りつけてください。
最後に記入漏れがないか点検し、チェック項目に記入します。
提出方法
申請書の提出方法は、【郵送】と【センターに持参】の2種類を選択できます。
郵送
角形2号の封筒へ冊子に添付されている【宛名用紙】を貼り、宛先・住所・氏名・受験する試験の種類を〇で囲い、簡易書留で提出します。
【提出期限】
第1希望日の2か月前から14日前まで
センターに持参
用意した申請書を、受験するセンター窓口に直接提出します。
【提出期限】
第1希望日の2か月前から休業日を除く2日前まで
定員になり次第受付終了なので、特に受験者数が多い試験では早めに提出しましょう。
1週間ほどで受験票が届きます。記載事項に間違いがないか確認しましょう。
受験申請書提出後、10日過ぎても受験票が届かない場合は、申請先のセンターに問い合わせしてください。
まとめ
いかがでしたか?
学科試験の手続きは、手間のかかる作業が多いので、私も気が遠くなりました。
当記事を参考にしていただいて、少しでも皆さんの役に立つことができれば嬉しいです。
ぜひ学科試験合格めざして、頑張ってください。
それでは今回はこのあたりで!
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