【安全衛生技術センター】学科試験の申請方法

資格を楽しむ

こんにちは、ユキムラです!

今回はクレーン運転士、衛生管理者などの安全衛生技術センター(以下センター)で行われる、学科試験の申請方法をご紹介します。

受験申請書はどこで入手するの?」「申請書の書き方を教えて!」そんな方のために、受験申請書の実物を元に、分かりやすくご説明します。

はじめに

今回ご紹介する方法で、申請できる資格試験は以下のとおりで、申し込み方法も共通しています。

  • クレーン・デリック運転士
  • 移動式クレーン運転士
  • 揚貨装置運転士
  • ボイラー技士
  • ボイラー整備士
  • ボイラー溶接士
  • 衛生管理者
  • ガス溶接作業主任者
  • 林業架線作業主任者
  • 高圧室内作業主任者
  • 発破技士
  • 潜水士
  • エックス線作業主任者
  • ガンマ線透過写真撮影作業主任者

なお、インターネットを利用した、電子申請には対応してません。

すべて手書きで申請書を記入して、提出する方法になってます。

受験申請書の詳細と入手方法

受験申請書の詳細

受験申請書は冊子になっていて、次の書類が添付されています。

  1. 宛名用紙
  2. 払込取扱票
  3. 受験申請書

以上の3つが添付されています。

申請の際にもらえる冊子

受験申請書をはじめ、申請に必要な内容が書かれています。

宛名用紙

受験申請書を郵送で提出する際、封筒の表面に貼りつけて使います。

払込取扱票

受験料を払い込みするときに使用します。

受験申請書

申請書のサイズはA4になります。

表面には申請項目の記入欄、裏面には添付書類の貼り付け欄があります。

表面

裏面

入手方法

受験申請書は以下の場所でもらえます。

  • 安全衛生技術試験協会本部
  • 各安全衛生技術センター
  • 受験申請書取扱機関

また、料金はかかりますが、郵送で取り寄せることも可能です。

受験申請書取扱機関】と【郵送で取寄せ】の詳細は、安全衛生技術試験協会の公式サイト(受験申請書の請求)でご確認いただけます。

申請に必要なもの

受験申請書の他に提出が必要なものは以下のとおりです。

  • 証明写真
  • 本人確認証明書
  • 事業者証明書
  • 卒業証明書
  • 原本証明書

証明写真

次の写真を1枚用意します。

  • サイズは縦30㎜×横24㎜
  • 6ヶ月以内に撮影したもの
  • 正面・脱帽・胸から上・無背景の写真

本人確認証明書

次のいずれかを添付します。

  • 自動車運転免許証の写し(表裏)
  • 健康保険被保険者証の写し(表裏)
  • 労働安全衛生法免許証の写し(表裏)
  • 住民票又は住民票記載事項証明書
ユキムラ
ユキムラ

住民票又は住民票記載事項証明書を提出する場合は

マイナンバーが記載されていないものを用意してください。

事業者証明書

受験資格・免除科目がある試験で、実務経験を証明するためのものです。

冊子に事業者証明書が用意されているので、必要な方は書いてもらいましょう。

記入してもらったら、受験申請書の裏面にのり付けします。

冊子に添付されてる事業者証明書

原本証明書

受験資格・免除科目がある試験で、原本証明書が必要な場合に添付します。

原本証明書(記入例)

卒業証明書

専門課程の習得により、受験資格・免除資格が得られる等、卒業証明書が必要な場合は添付します。

原本又は写し(写しの場合は原本証明書も添付)が必要です。

受験料

受験料は学科試験の場合、各試験とも共通の料金です。

実技試験がある免許試験では、それぞれ異なる料金ですので下にまとめました。 

学科試験

  • 各試験共通(6,800円)

実技試験

  • クレーン・デリック運転士(11,100円)
  • 移動式クレーン運転士(11,100円)
  • 揚貨装置運転士(11,100円)
  • 普通ボイラー溶接士(18,900円)
  • 特別ボイラー溶接士(21,800円)

実技試験のある免許試験では、学科試験に合格しないと実技試験を受験できません。

まず、学科試験の料金だけ払ってください。

支払方法

支払いは【払込取扱票】で行います。

特に下の赤線で囲ってある、【振替払込受付証明書】は受験申請書に添付するので、なくさないようにしましょう。

支払いは必ず、窓口でしてください。

振替払込受付証明書 の【日附印】が必要になります。

受験申請書の書き方

ここからは、受験申請書の書き方をご説明します。

まず上段の(A,B)欄からご説明します。

ここで記入するもの
  • A(受験する試験の名前)
  • B(免除資格と証明書の種類)

A欄の補足

第二種衛生管理者】の免許を所持している方が、【第一種衛生管理者】の資格を受験されるときは、A欄に 【第一種衛生管理者】 と記入した上部に【特例】と赤字で記入します。

B欄の補足

学科免除の方

学科の免除科目があるときには、学科欄の【全部免除】又は【一部免除】を〇印で囲みます。

【一部免除】の場合はとなりのカッコに、免除科目の略称も記入します。略称は冊子に記載されています。

(例)クレーンの資格で力学を免除したい

一部免除を○で囲み、()の中に【力学】と記入して、所持しているクレーン免許証のコピーを同封します。

実技免除の方

次の免許試験で実技試験免除の方は、必ず実技欄の【全部免除】を〇で囲んでください。

・クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士、揚貨装置運転士を受験する方で、実技教習を修了している方。

普通ボイラー溶接士を受験する方で、次の試験に合格している方。

  • 溶接工の技量に関する試験に合格した方
  • 鋼船構造規定に関する溶接技量試験に合格した方
  • 電気事業法による認可を受けた溶接士

詳細は安全衛生技術試験協会の、普通ボイラー溶接士【受験資格】でご確認いただけます。

次に(C,D,E,F)欄です。

ここで記入するもの
  • C(氏名)
  • D(生年月日)
  • E(住所)
  • F(緊急連絡先)

E欄の補足

住所欄の都道府県のフリガナはいりません。

F欄の補足

通常は勤務先を記入しますが、必要ない場合は自分の携帯番号のみ記入すればOKです!

記載事項について問い合わせされることがあるので、(8:30~17:00)に連絡可能な電話番号にしましょう。

次は(G,H)欄です。

ここで記入するもの
  • G(希望試験日)
  • H(受験資格コード番号)

G欄の補足

【実技】欄は学科試験免除者のみ記入してください。

学科試験合格後、実技試験を受験する方にはセンターから試験日が通知されます。

H欄の補足

【受験資格コード番号】は冊子に記載されています。

次に(I,J)欄です。

ここで記入するもの
  • I(申請年月日)
  • J(希望試験センターの名前)

I欄の補足

申請書の提出日を記入してください。

次は(K)欄です。

ここで必要なもの
  • K(振替払込受付証明書)

銀行窓口で受験料を支払いした際に渡される、【振替払込受付証明書】(下の写真赤で囲んだ部分)を受験申請書のK欄に張りつけます。

次は(L)欄です。

ここで記入するもの
  • L(証明写真)
  • A(試験の名前)
  • C(氏名)
  • D(生年月日)

L欄の補足

証明写真の裏面には紛失防止のために、氏名と試験の種類を書いてから貼ってください。

申請書裏面

裏面には証明書などの添付書類を貼りつけてください。

最後に記入漏れがないか点検し、チェック項目に記入します。

提出方法

申請書の提出方法は、【郵送】と【センターに持参】の2種類を選択できます。

郵送

必要なもの
  • 角形2号の封筒
  • 宛名用紙

角形2号の封筒へ冊子に添付されている【宛名用紙】を貼り、宛先・住所・氏名・受験する試験の種類を〇で囲い、簡易書留で提出します。

提出期限

第1希望日の2か月前から14日前まで

センターに持参

用意した申請書を、受験するセンター窓口に直接提出します。

提出期限

第1希望日の2か月前から休業日を除く2日前まで

ユキムラ
ユキムラ

定員になり次第受付終了なので、特に受験者数が多い試験では早めに提出しましょう。

1週間ほどで受験票が届きます。記載事項に間違いがないか確認しましょう。

受験申請書提出後、10日過ぎても受験票が届かない場合は、申請先のセンターに問い合わせしてください。

まとめ

いかがでしたか?

学科試験の手続きは、手間のかかる作業が多いので、私も気が遠くなりました。

当記事を参考にしていただいて、少しでも皆さんの役に立つことができれば嬉しいです。

ぜひ学科試験合格めざして、頑張ってください。

それでは今回はこのあたりで!

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