こんにちは、ユキムラです!
危険物取扱者の中で最上位の資格である、【甲種】の資格をご存じですか?
1類~6類まである危険物を、すべて取扱いできるスーパー資格です。
私も未経験で【乙4】から地道に取得して、甲種までたどり着きました。
この記事を見にこられた方は、そんな疑問をお持ちの方が多いと思います。
そこで今回は、甲種危険物取扱者を取得するまでの道のりと、初心者の方でも合格できるポイントをご紹介します。
私が甲種を取得したのは?
私が甲種を取得するまでには、乙4を取得してから9年ほどかかりました。
(勉強してなかった期間があります。)
乙4→乙2→乙3→乙5・乙6→乙1
の順に取得しました。
当初はこれで満足していましたが、就職活動をする際に、履歴書に全種類記入するのが面倒くさかったんです。
また、甲種の受験資格が改正されて受験できるようになったのも重なり、取得を目指すことにしました。
勉強期間
私は、後述する講習会に参加できなかったので、完全な独学で挑みました。
しかし1度目は不合格、2度目の受験で合格することができました。
働きながらの勉強だったので、当初は3ヶ月ほどあれば十分だと考えていました。
ところがすべての範囲に間に合わず、見事に不合格。
言い訳になりますが、疲労でモチベーションが上がらず、といった具合です。
通算で6ヶ月ほど掛かってしまいました。
難易度
私が受験して感じた難易度は、かなり難しいです。
試験範囲が広いので、すべて覚えるのに時間がかかります。
しかしこれからご説明する、効率的な方法で勉強していけば、私ほど時間はかからないと思いますよ。
初心者の取得方法は?
受験資格を得る
初心者の方が甲種の資格を取得したいとき、いきなり受験することはできません。
【受験資格】があり、当てはまる方が受験可能です。
詳しくは、消防試験研究センターのホームページで見ることができます。
ここでは学歴・実務経験などがなく、最短で受験資格を得るための方法を話します。
その方法とは、
【4種類の乙種資格を取得する】
この一択になります。
4種類の資格は次のとおりです。
(又は)の部分で難易度が低く、勉強時間が少なくて済むのは、乙6と乙2です。
乙種の資格は受験資格がなく、誰でも受験することができます。
ですので、これから甲種を受験しようとする方は、この4種類を取得することを目指しましょう。
私もこの方法を使って、甲種の受験資格を得ました。
乙1~乙6までの取得方法については、別の記事にまとめてあります。
良かったらご覧ください。
効率的な勉強方法を実践する
受験資格を得れば、いよいよ受験に向けてのスタートラインです。
しかし「何から勉強すればいいの?」と思われた方、まずは次の講習会に参加されることをオススメします。
危険物取扱者試験準備講習会
初心者の方が合格を目指すには、最も手っ取り早い方法です。
私は甲種の講習会は都合がつかず、出られませんでしたが、乙4のときは出席しました。
すると今まで落ちていた試験が、1発で合格することができたんです。
この講習会、実際に試験に出そうな範囲を教えてくれます。
甲種の試験範囲は膨大です。
その範囲をピンポイントで教えてくれる。
こんないい手は、使わなければもったいないですよ。
少々料金はかかりますが、試験に何回も受験することになった場合の受験料と比較すると、十分お得だと思います。
後は講習会で教わったところを中心に、ひたすら復習あるのみです。
講習会は、全国危険物安全協会のホームページでご確認いただけます。
私もやっぱり講習会に参加しておけばよかったと、後々後悔しました。
独学で役立つテキスト
ここからは私も実践した、「やっぱり独学で勉強したい」という方に向けた方法です。
私は市販のテキストと悩みましたが、ネットで検索したときに、危険物安全協会のテキストが評判良かったので3冊購入しました。
現在でも購入でき、危険物取扱者試験準備講習会でも使用されています。
危険物安全協会のテキストぺージ
テキストをご紹介します。
危険物取扱必携(法令編)
試験内容に限らず、危険物に関する法令のことをすべて収録したテキストです。
危険物取扱者として仕事をする際に、法令関係の手続きで、活かせるようなテキストになっています。
3冊の中では最も分厚いテキストですよ。
危険物取扱必携(実務編)
物理・化学、危険物の性質・火災予防・消化方法の内容を収録したテキストになってます。
化学記号や指定数量などの計算式、危険物の個別銘柄を細かく紹介されていてガッツリ勉強できるテキストです。
私は最初に見たときは、分量の多さと難しさで頭痛がしました。
危険物取扱者試験例題集(甲種)
私が一番お世話になったテキストです。
当時購入したテキストでは、
- 法令 200問
- 物理・化学 149問
- 性質、火災予防・消化方法 194問
これだけたくさんの問題が収録されていて、とても充実した内容になってます。
3冊の中では最も実践的なテキストで、本試験でも似たような問題が出ました。
テキストを購入してみて
私は3冊購入しましたが、ぶっちゃけメインで使ったのは【例題集】です。
他2冊の【法令編】と【実務編】はすべてをカバーしているテキストですが、文字が小さく全ページが白黒なので、読みにくかったです。
私個人が思ったのは、
受験申請
試験準備ができたら、受験申請です。
甲種の申請は、乙種の申請と多少異なります。
詳しくは下の記事をご覧ください。
試験内容
試験は3科目あり、科目ごとに正解数が60%以上で合格です。
試験時間は2時間30分で、回答方法はマークシートの5肢択一式になります。
科目と問題数、合格正答数は次のとおりです。
科目 | 問題数 | 合格正答数 |
危険物に関する法令 | 15 | 9 |
物理及び化学 | 10 | 6 |
危険物の性質・火災予防・消火方法 | 20 | 12 |
試験当日は、分かる問題からどんどんやっていきましょう!
免許証の申請
試験後になると【試験結果通知書】が届くので、免許証の申請をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
甲種危険物取扱者は難しいですが、取得したときの喜びは、とても大きいです。
この資格は写真の更新はありますが、一生ものです。
興味がある方は、この記事を参考にしていただけると嬉しいです。
それでは今回はこのあたりで!
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