こんにちは、ユキムラです!
【二級ボイラー技士】の資格取得を目指している方はいませんか?
そんな方が、必ず受講しなければならないのが【ボイラー実技講習】です。
しかし、こんな疑問はありませんか?
- どんな講習なの?
- 初心者でも大丈夫?
- どこで申し込みするの?
そこで今回は、私が受講して実感してきた【ボイラー実技講習】の疑問について、詳しくご紹介します。
どんな講習なの?
ボイラー実技講習は【二級ボイラー技士】の免許を取得するために、必ず受講しなければいけない講習のことです。
この講習を受講しないと、学科試験に合格しても免許証は発行してもらえません。
講習は【学科2日】【実技1日】の3日間で行われます。
平日に開催されることが多く、3日連続で出席しなければいけないため、都合がつけにくいところが欠点です。
しかし、土日を含めた日程で開催してる場所もあります。
私は土日を絡めた日程で受講しました。
初心者でも大丈夫?
「ボイラーを触ったことがないけど大丈夫?」
そんな初心者の方はいませんか?
でも大丈夫です!
私もまったくの初心者でしたが、無事に修了できました。
ボイラー実技講習は、初心者の方にも分かりやすいように、1から学べる講習です。
安心して受講できますよ!
受講するタイミング
それでは、どのタイミングで受講すればよいのでしょうか?
- 学科試験を受ける前?
- 学科試験の合格後?
結論としては、どちらのタイミングでも受講することができます。
しかし、学科試験を受ける前に受講した方が勉強になるので、初心者の方にはオススメですよ!
どこで申し込みすればいい?
それではボイラー実技講習は、どこで申し込みをすれば良いのでしょうか?
それは全国各地の、【日本ボイラ協会】です。
都道府県ごとに支部がありますが、居住地ではないところでも、受講することができます。
しかし支部ごとで、受講料金が若干違うので、必ず確認しましょう!
ちなみに私が受講した茨城支部では、受講料は約2万円でした。
講習内容
それでは、どんな形で講習をやるのか、詳しく解説していきます。
1日目・2日目
1日目と2日目は【学科講習】です。
学科講習では、日本ボイラ協会が発行している、2冊の参考書を使います。
- ボイラー実技テキスト
- ボイラー図鑑
講習では必ずこの2冊を使うので、忘れずに購入してください。
参考書は、ボイラー実技講習を申込みする際に、購入することができます。
ボイラー実技テキスト
学科講習でメインで使う参考書です。
中は教科書のようになっていて、ボイラーの基礎知識から、実務に使える応用知識まで書かれています。
私はボイラーの知識がまったくなかったので少々頭が痛くなりましたが、次のボイラー図鑑で補足しながら勉強すると、分かりやすかったです。
ボイラー図鑑
全ページフルカラーになっている、ボイラーの図鑑です。
ボイラーの種類・構造・部品まで、断面図などを使いながら、動作の仕組みを分かりやすく表現されています。
個人的には【ボイラー図鑑】が、とても分かりやすくて、おもしろい参考書でした。
学科講習の進め方
学科講習は、講師の方が【ボイラー実技テキスト】を読み進めていき、足りないところを補足していく形です。
2日間の9時~17時まで、過密なスケジュールになっています。
昼休憩の40分を除けば、1時間おきに5分ずつしか休憩をもらえなかったので、かなりしんどかったです。
国で講習時間が決められているので、融通は効かないみたいですね。
修了試験はないので、聞いているだけで大丈夫ですが、実務で役立つ豆知識なども教えてくれますよ!
3日目
3日目はいよいよ【実技講習】です。
【ボイラー実技講習】という名前なのに、実技が1日だけしかないという疑問を持ちながら、最後の講習に臨みました。
実技では次の3つを学びます。
- シミュレータ実習
- カットモデルによる実習
- ボイラー実機での実習
シミュレータ実習
パソコンでボイラー操作の流れを体験する、シミュレータ実習です。
- ボイラーの点火・消火操作
- 吹き出し装置の操作
- 水面計の機能試験
以上の3つの項目を、パソコン画面上で体験していきます。
カットモデルによる実習
2つめの実習は、ボイラーのカットモデルを使用した実習です。
ボイラー操作スイッチから、点火バーナー付近まであるモデルで、実際に稼働します。
あらゆるトラブルを想定できるので、その時にどういう措置をすればいいのか、詳しく教えてもらえます。
ボイラー実機での実習
最後は実際に、本物のボイラーで実習します。
使用するのは、【移動式の鋳鉄ボイラー】という種類です。
小型トラックに積まれたボイラーを使って、
- 点火・消火操作
- 吹き出し操作
- 水面計の機能試験
3項目の操作方法を学びます。
【点火・消火操作】【吹き出し操作】は時間の関係で何人か選抜して行いましたが、【水面計の機能試験】は1人ずつ全員やります。
実技の詳しい内容は、下の記事にまとめました。
やっぱり本物のボイラーを使用した実習の方が、理解しやすかったです!
以上で【ボイラー実技講習】の全日程が終了です。
講習の最後に【修了証】をもらえます。
この修了証は、免許証の発行手続きをする際に必要なので、大切に保管してください。
講習後の手続き
ボイラー実技講習の受講後は、
- 学科試験を受ける方
- 免許証を発行する方
どちらかに分かれます。
学科試験を受ける方
これから学科試験を受ける方は【受験申請書】を入手してください。
そして受験申請書を記入して受験票を発行した後、学科試験となります。
詳しくは下の記事に書きましたので、参考にしてください。
免許証を発行する方
学科試験をすでに【合格】されている方は、免許証の発行手続きです。
学科試験を受験した際に、安全衛生技術センター(試験会場)で写真の封筒を入手されたと思います。
こちらが免許証の申請書になるので、封筒の中に入っている【手続きの手引書】を確認しながら、申請書を記入してください。
まとめ
いかがでしたか?
3日間のフルで詰まった講習でしたが、参考になったでしょうか。
ボイラーは、なかなか身近に触れることができないので、とても勉強になる講習でした。
これから【二級ボイラー技士】の取得を目指している方は、頑張っていきましょう。
それでは、このあたりで!
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