特急【ふじかわ】の旅

鉄道を楽しむ

こんにちは、ユキムラです!

静岡県と山梨県といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

日本一の【富士山】という方もいるでしょう。

しかし鉄道好きの方は、この区間を走る、特急【ふじかわ】ですよね。

そこで今回は、この列車に乗って魅力をご紹介していきます。

特急ふじかわとは?

特急ふじかわは、静岡県の【静岡駅】~山梨県の【甲府駅】まで122.4kmの区間を、東海道線~身延線経由で走る特急列車です。

特急列車でありながら3両編成と短く、身延線内の速度は約50km/h適度と、かなりゆっくり走ります。

しかし身延線内は、日本一の富士山と富士川の絶景を見ることができ、個人的には楽しい路線です。

途中の停車駅は【清水】【富士】【富士宮】【内船】【身延】【下部温泉】【甲斐岩間】【鰍沢口】【市川大門】【東花輪】【南甲府】で、比較的に停車駅が多い列車になっています。

これは身延線内の列車本数が少なく、これを補完する形が取られているからです。

乗車駅

さっそく列車に乗っていきましょう。

今回は時間の都合で、始発の静岡駅からではなく、【富士駅】から乗っていきます。

ここから山梨県の【甲府駅】を目指していきましょう!

列車に乗る

富士駅から発車する【ふじかわ】は、身延線ホームの2番線から発車します。

今回は8時44分発の【ふじかわ1号】に乗車しましょう。

列車が入線してきました。

車両は373系といいます。

以前は【ワイドビュー】と愛称がついており、その名どおり窓が大きくて眺めは最高なので、個人的にはとても好きな車両です。

ここから甲府まで、どんな旅になるでしょうか。

富士駅を発車する【特急ふじかわ】(車内放送付)

座席

ここで、車内と座席のご紹介です。

【ふじかわ】は3両編成で、1号車が【指定席】、2・3号車が【自由席】となっています。

今回私は、3号車の【自由席】に乗りました。

3号車はモーター車でもあるため、音を楽しみたい方にもオススメです!

座席は通路を挟んで、2列×2列のクロスシートとなっています。

特急列車としてメジャーな座席ですね。

座り心地はフカフカで、なかなか良かったです。

座席の間には【ひじ掛け】も付いているので、1人で座る場合でも気にならないですよ。

足元を見てみましょう。

シートピッチは広いので、足を投げ出しても十分余裕があります。

また簡単な【レッグレスト】もあり、写真のように足を置くことができますが、私は置かない方が快適でした。

テーブルは前座席の背面ではなく、ひじ掛けの下に収納されています。

そのため、使いたいときに中から取り出しましょう。

少し頼りないですが、駅弁などは問題なく置けそうです。

どうしても広いテーブルを使いたいときには、車両の端に【セミコンパートメント】という席があります。

しかし全車両、【指定席】となっているので、ご注意ください。

ユキムラ
ユキムラ

4人グループで利用すると、使いやすいかもしれませんね!

車窓

それではさっそく、車窓を楽しんでいきましょう!

【ふじかわ】の魅力は、なんといっても絶景です。

身延線内では富士駅を出発すると、さっそく【富士山】が楽しめます。

富士山は進行方向右側がよく見えますが、これより先に見られる【富士川】の景色も楽しみたい方は【左側】に座った方が、両方楽しめるのでいいですよ!

富士駅を出発してから、最初の停車駅は【富士宮(ふじのみや)駅】です。

B級グルメの【富士宮やきそば】が有名ですが、今回は泣きながら素通りしましょう。

次の【西富士宮駅】を過ぎると、最後の富士山を眺めながら車窓は激変していきます。

線路の周辺は木が生い茂り、富士川沿いを進んでいきます。

この区間は身延線のなかでも、カーブが多い秘境区間になり、列車のスピードも遅めです。

富士川の眺めは所々ですが、最高の絶景を楽しめます。

日本三大急流に入る富士川は、流れが速くて迫力がありますね。

【特急ふじかわ】富士川沿いの車窓風景

【ふじかわ】は、富士川沿いの絶壁を走る区間が多数あります。

富士駅から約1時間で、列車は山梨県に入り【身延(みのぶ)駅】に到着です。

身延山や南アルプスへのアクセス駅ともなっているので、お客さんの大半は降りていきました。

【身延駅】では静岡行の【ふじかわ4号】とすれ違いました。

身延駅を過ぎると富士川を離れ、山間を進みます。

そして【下部(しもべ)温泉駅】に到着です。温泉街がありますが、駅から約2.5kmほど離れています。

列車は山間部をひたすら進んでいき、

【鰍沢口(かじかざわぐち)駅】に到着です。

身延線屈指の難読駅で、初見ではなかなか読めないですよね。

鰍沢口駅までは、甲府駅からの区間列車もあります。

鰍沢口を過ぎると、一気に景色が変わりました。

甲府盆地に突入です。

甲府盆地で唯一の【笛吹(ふえふき)川】を渡ります。

この川は下流で富士川と合流し、駿河湾へ流れます。

【特急ふじかわ】南甲府~甲府(一部編集)車内放送あり

終点の甲府に向けて、最後の力走です。

富士駅より1時間45分、甲府駅に到着しました。

以外と時間は掛かりましたが、あっという間の体感です。

最後に甲府駅前にある【武田信玄公】の銅像をワンショット。

遥々、甲府まで来た甲斐がありました。

以上、特急ふじかわの旅でした!

まとめ

楽しんでいただけましたか?

適度な秘境を味わいたい方には、とてもオススメな列車です。

個人的にも【ふじかわ】は好きなので、また乗りに行きたいと思います。

それではこのあたりで!

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