こんにちは、ユキムラです!
【危険物取扱者】の資格取得を目指している方は、勉強に苦戦していませんか?
種類によっては覚える量も異なり、モチベーションを保つのも大変ですよね。
そんなときに有効なのが【免除科目】を利用することです。
受験科目が減ることは、時間の節約にもなって助かりますよね。
そこで今回は、危険物取扱者試験の【科目】と【免除科目】が適用される場面についてご紹介していきます。
危険物取扱者試験の科目は?
危険物取扱者の種類には【甲種・乙種・丙種】とありますが、丙種を除く2種類の試験には次の3科目が出題されます。
- 法令
- 物理・化学
- 性質・火災予防及び消火方法
※丙種は物理・化学の代わりに【燃焼・消火の基礎知識】です。
そして合格するには、科目ごとの正答率が【60%以上】必要になります。
この3科目はなかなかやっかいで、勉強が得意な方には問題ありませんが、私も含めて苦手な方は少し苦労するかもしれません。
そんな方にオススメするのが、免除科目を利用することです!
免除科目が適用される場面は?
それではどんな条件で、免除科目が適用されるのでしょうか。
結論からいうと次の3つうち、いずれかに当てはまる方が対象になります。
- 危険物取扱者免状の所持者
- 火薬類の免状所持者
- 消防団に勤務し教育訓練の修了者
危険物取扱者免状の所持者
まずは危険物取扱者の【免状】を、すでに取得されている方です。
これは乙種の話になりますが、1類~6類までのなかで1種類でも取得していれば、次の2科目が免状されます。
- 法令
- 物理・化学
そのため、【性質・火災予防及び消火方法】の10問のみ出題されることになります。
だいぶ気持ちが楽になりますよね。
しかし対象は【乙種の取得者】なので、
丙種の取得者は対象外ですのでご注意ください。
火薬類の免状所持者
次は【火薬類の免状】の所持者です。
これは次の2種類のうち、いずれかを取得されている方になります。
- 火薬類製造保安責任者
- 火薬類取扱保安責任者
これらの資格を取得していると【1類・5類】のうち、
- 物理・化学(6問)
- 性質・火災予防及び消火方法(5問)
この一部が免除となります。
そのため、それ以外の問題と【2・3・4・6類】の危険物は対象外です。
ちなみに【危険物取扱者免状・火薬類の免状】両方所持していると、
【性質・火災予防及び消火方法】の5問だけの問題数になります。
消防団に勤務した教育訓練の修了者
最後にご紹介するのは、消防団に勤務した教育訓練の修了者、いわゆる【実務経験】のある方についてです。
こちらは【丙種】の受験時のみ対象で、次の方が当てはまります。
- 5年以上消防団に勤務
- 消防学校で教育訓練の修了
対象者は【燃焼・消火に関する基礎知識】の1科目のみ、全問免除されます。
消防学校の教育訓練は【基礎教育又は専科教育の警防科】を修了した方です。
免状科目の申請方法
それでは実際に試験を受験する際、どのように免除科目を申請するのでしょうか?
結論は、次の【添付書類】を受験申請書と一緒に提出すればOKです!
【危険物取扱者・火薬類の免状保有者】
・保有している免状のコピー
【消防団経験・消防学校教育訓練の修了者】
・勤務した証明書と教育訓練の修了証
また、受験申請書の書き方については別の記事で書いたので、良かったら参考にしてください。
オススメの参考書
免除科目は知れたけど、実際にどのように勉強したらいいの?
そんな方には、参考書の選び方が重要です。
ここでは私が使用したもので、初心者の方でも分かりやすい、オススメの参考書を1冊ご紹介します。
実教出版の【乙種12356類危険物取扱者テキスト】です。
私自身も乙4を取得後、こちらのテキストと免除科目を利用して、乙種全類を取得しました!
無駄な記述がなく、値段も1000円以下とお手頃な価格なので、
「乙種全類取得したい!」
そんな方には、ぜひオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
受験者にとって免除科目があるのは、時間と労力の節約になって嬉しいですよね。
取得を目指しているみなさんも、このシステムを利用して、全種類の資格をコンプリートしてみてはいかがでしょうか。
それではこのあたりで!
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