こんにちは、ユキムラです!
危険物取扱者の資格を目指している方は、乙種1類~乙種6類まであるのをご存知ですよね?
乙種4類を取得された方は、
「別の種類も取得してみようかな」
「全種類取得してみたい」
そんな方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、私が乙種全類を取得したときの【順番】と【方法】、【メリット】などをご紹介します。
乙種1類~6類とは?
乙種4類はガソリン・灯油などの、引火性液体を取り扱える資格です。
しかし・・・
乙種1類~乙種6類は
「どんな危険物なの?」
そんな方も多いのではないでしょうか?
そこで各種類を、簡単にご紹介します。
乙種1類(酸化性固体)
酸化性固体とは?
単体では不燃性ですが、加熱・衝撃・摩擦を与えることによって、酸素を発生させて周囲の【可燃物】を燃えやすくする危険物です。
塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムなどがあります。
全種類を受験した中で【覚える量】と【同じような名前】が多くて、最も苦戦しました。
乙種2類(可燃性固体)
可燃性固体とは?
一般に燃えやすく、比較的低温で着火して燃焼速度が速い危険物です。
硫黄、赤リン、金属粉、マグネシウムなどがあります。
他の種類と比べて、馴染みがある危険物だったので、覚えやすかったです。
乙種3類(自然発火・禁水性物質)
自然発火・禁水性物質とは?
空気や水と触れることで発火する危険物のことです。
【固体】又は【液体】があります。
ナトリウム、リチウム、黄リンなどがあります。
覚える量が多いですが、聞いたことある名前が多かったので、勉強はしやすいです。
乙種5類(自己反応性物質)
自己反応性物質とは?
加熱・衝撃・摩擦を与えることで、発火又は爆発する危険物のことです。
【固体】又は【液体】があります。
ニトログリセリン、トリニトロトルエン、アジ化ナトリウムなどがあります。
覚える量は多く、乙1に次いだ難易度だと私は実感しました。
乙種6類(酸化性液体)
酸化性液体とは?
すべて不燃性ですが、水や可燃物と触れると発火する恐れがある危険物のことです。
過酸化水素、硝酸などがあります。
乙種の中で覚える量が最も少なく、他の種類と比べて、難易度は最も低いです。
以上簡単にご紹介しましたが、全種類に共通していることは【液体】又は【固体】であり、気体はありません。
試験でも出題されることがあるので、覚えておきましょう!
私が取得した順番
私は次の順番で、危険物取扱者の資格を取得しました。
乙4
↓
乙2
↓
乙3
↓
乙5、乙6(同時受験)
↓
乙1
この順番で取得した理由は、【需要】と【難易度】によって決めたのですが、乙4を取得していれば大きなメリットがあります。
危険物取扱者の試験科目は、
- 法令
- 物理・化学
- 危険物の性質と消化の方法
の3科目です。
このうち、【法令】と【物理・化学】の科目が免除になるんです!
試験範囲もぐっと、少なくなるのでとても助かりました!
難易度と勉強期間
私が感じた難易度は易しい順に
乙6<乙2<乙3<乙5<乙1です。
乙6と乙2は覚える量が少なく、時間がない方でもコツコツと勉強すれば、1ヶ月ほどで覚えられますよ。
乙3、乙5、乙1は覚える量が多いので、3ヶ月ほど余裕をみると安心です!
取得方法
私が実践した方法は、1冊の参考書を購入したことです。
乙種12356類 危険物取扱者テキスト(実教出版)
A4サイズの参考書で1000円程度で購入でき、尚且つページ数も200ページ未満で収まっています。
コストパフォーマンスがとても良かった参考書です。
現在は【新訂版】として、リニューアル販売しています。
この参考書を使ってコツコツ勉強し、全類取得することができました。
やや実戦問題は少ない気がしますが、私はこの1冊があれば十分だと思いますよ。
「問題数が充実したものが欲しい」
「他の参考書と比較してみたい」
そんな方のために、3冊の参考書を比較した記事を書いたので、よかったら参考にしてみてください。
受験申請の方法
あとは受験の申請をして、試験当日に全力を出しきりましょう!
申請の方法は何種類かあるので、別記事にしました。
メリット・デメリット
ここでは、【乙種全類】を目指す上での、メリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まずはメリットです。
乙種の資格を何種類か取得すると、【甲種危険物取扱者】の資格を受験できるようになります。
【甲種】は危険物取扱者の中で、最上位の資格です。
4種類取得すれば甲種の受験が可能ですが、後々のことを考えて全類取得するのも、1つの手ですよ!
デメリット
取得する上でのデメリットは
「費用が掛かる」
この1つに尽きます。
危険物取扱者の受験には1種類ごとに
- 受験手数料(4600円)
- 免状の発行手数料(2900円)
この2つがそれぞれ必要です。
複数同時に受験して合格した場合でも、種類ごとに手数料がかかります。
以上、私が感じたメリット・デメリットでした。
また免許証の申請方法は、別の記事で書いたので、よかったらご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
乙種の試験は受験資格がないので、誰でも取得を目指せるのがいいところです。
私も未経験から取得しました。
この記事を参考にしていただいて、少しでも多くの方が、目指してもらえたら嬉しいです。
それでは今回はこのあたりで!
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