こんにちは、ユキムラです!
SLは昨今、日本全国で復活ブームに湧いて、その姿を見る機会も増えましたよね。
そのなかで東武鉄道も【SL大樹(たいじゅ)】という列車を走らせています。
そこで今回は、この列車に乗ってその魅力に迫っていきましょう。
SL大樹ってどんな列車?
SL大樹は2017年8月から、東武鉄道の【東武日光~下今市~鬼怒川温泉】まで、約35分かけて走る観光列車です。
観光用でありながら土休日だけでなく、平日も走っている珍しい列車になっています。
車内には座席車の他、外の風景を楽しめる【展望席】もあるんです。
また、走行中は専任のガイドも添乗して、沿線のスポットを紹介してくれます。
乗車区間と停車駅
今回は【鬼怒川温泉→下今市】まで乗っていきましょう。
SL大樹では、大半の列車が【下今市⇔鬼怒川温泉】間での運転となっています。
転車台を楽しむ
列車に乗る前に、SLの向きを変える【転車台(てんしゃだい)】という装置を見ていきましょう。
鬼怒川温泉の駅前にあり、列車に乗らない方でも楽しむことができます。
下今市からやってきたSLは、必ずここで方向転換するんです。
転車台が動く時間は掲示されているので、時間が近づいたときに行けば大丈夫ですよ。
私が着いたときには1時間ほど空いたので、ランチをすることにしました。
駅前にある【杉ん子】さんというお店でいただいた、【ゆばそば】です。
ゆばの食感とそばがマッチしていて、とても美味しいランチでした。
そんなことをしているうちに時間となったので、転車台の前に戻ってきました。
すると既にSLの姿が見えます。
転車台の作業風景は、動画でお楽しみください。
ホームに入る
さて、SLも無事に方向転換できたので、さっそくホームへ入りましょう。
今回乗る列車は、15時05分発の下今市行です。
SL大樹は3番線から発車します。
するとホームには、すでに客車が停車中です。
写真の客車は【14系】という車両で、元JR北海道で走っていました。
まだ準備ができていなかったので、外回りを見ていきましょう。
まずは大樹のエンブレムです。
SLの車輪をイメージしているのですが、なかなかカッコいい!
側面の行先表示です。
どちらの進行方向にも対応できるように、⇔表記となっています。
乗降口です。
扉は昔懐かしい【折り戸】となっていて、歴史を感じさせてくれます。
開閉の仕方は、路線バスなどの前側ドアと同じです。
しばらく見ていると、先ほどのSLがやってきました。
客車との連結作業です。
近くには多くのギャラリーが、その中の1人が私だということも、忘れてはいけません。
連結が完了し、あとは出発するのみです。
先頭にSLのある姿は、たくましく見えるのは私だけですかね?
ちなみに写真のSLは、JR北海道からのレンタル機です。
大樹のヘッドマークを写してみました。
こちらもSLの車輪があしらわれていて、カッコいいデザインですね。
ちなみにこのヘッドマークは、夜になると点灯します!
列車に乗る
連結が終わってドアも開いたので、列車に乗っていきましょう。
客車の中を写したところです。
大樹の客車は3両編成となっていて、今回私が乗車したのは、下今市寄りの3号車です。
さっそく座ってみましょう。
座席は昔から使われているレトロなものとなっていて、リクライニングもできます。
しかし私の座席は壊れていて、リクライニングはできませんでした。
シートピッチはかなり狭くなっていて、足を伸ばすことはできません。
まあ35分ほどの旅なので、気にすることはないでしょう。
そして列車の出発時間となりました。
列車の出発と同時に、アテンダントさんの案内も始まります。
ゆっくりしたいところですが、私には目当ての車両があるので、さっそく行ってみましょう。
それは【展望車】です。
2号車の一部に付いていて、写真からも分かるように、窓がありません。
そのため、風を感じなから車窓を味わえる、トロッコ列車のようになっています。
展望席は自由席となっているので、基本は先着順です。
しかし所要時間が短いので、あまり独占しないようにしましょう。
私も少し味わって、早めに退散することにしましょう。
展望席の様子を動画で撮影したので、短いですがお楽しみください。
席に戻ると、ちょうど車内販売が来たので、アイスを買ってみました。
その名も【黒いアイス】です。
なぜその名前になったかというと、
黒いからです!
バニラ味を注文しましたが、本当にバニラ味なのか疑うほどの見た目に、とても驚きました。
しかしその心配は無用で、しっかりバニラ味がするとても美味しいスイーツでした。
車内販売ではこの他にも、SL大樹のグッズなども販売しているので、ご乗車の際はぜひ利用してみてください。
鬼怒川温泉を出発して約35分、あっという間に【下今市駅】に到着しました。
初めての大樹旅でしたが満足の反面、少々物足りなかったので、また乗りにくることにしましょう。
SL大樹で行くオススメ観光スポット
鬼怒川温泉
鬼怒川上流沿いに、ある温泉街の総称です。
【東京の奥座敷】とも呼ばれ、40件ほどあるホテルの他、リゾートマンションや企業の保養所などが連なっています。
東武ワールドスクウェア
栃木県日光市にある、世界各国の建物・遺跡を再現した、ミニチュアパークです。
その規模は21か国に及び、25分の1スケールの模型が100点以上もあります。
下今市機関区
東武鉄道【下今市駅】に併設されている、機関車の車庫です。
SL大樹の運行開始と共に開業し、転車台や機関庫などがあります。
観光客向けに転車台が間近に見学できる他、資料館なども併設されているので、SLに興味がある方は、とても満足できる施設です。
下今市駅構内にあるため、乗車券や入場券を持った方が利用できます。
料金
最後に料金のご紹介です。
SL大樹の料金は【運賃】+【座席指定料金】の合算となっています。
このうち【座席指定料金】は全区間均一で、
【大人(760円)・こども(380円)】
の料金です。
まとめ
いかがでしたか?
首都圏には数多くのSLがありますが、温泉街を走っているのは、東武鉄道のSL大樹だけです。
観光ついで・目的地までの足として、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。
風情が味わえて楽しいですよ。
それでは、このあたりで!
コメント