房総特急【わかしお】の旅

鉄道を楽しむ

こんにちは、ユキムラです!

みなさんは東京から、千葉方面へのアクセスはどうしていますか?

近頃は【車・高速バス】に押されがちですが、外房方面のアクセスには鉄道が便利です。

そこで今回は、房総半島(外房方面)を走る【特急わかしお】の乗車レビューと、最寄りの観光スポットをご紹介します。

特急わかしおとは?

わかしお走行区間(Googleマップより)

特急わかしお】は東京駅~安房鴨川駅までを、京葉線・外房線経由で走る特急列車です。

途中の停車駅は、

(海浜幕張)【蘇我】(土気)【大網】【茂原】【上総一ノ宮】【大原】【御宿】【勝浦】(上総興津)【安房小湊】です。

()は一部の列車が停車

なお下り列車の2本のみ、勝浦~安房鴨川間を各駅停車で運転する列車があります。

ユキムラ
ユキムラ

この区間のみ乗車する場合は、特急券は必要ありません。

使用車両

わかしおの車両は、大きく分けて次の2種類です。

E257系

わかしおで走る主力列車で、今回私も乗った車両です。

5両編成ですが普通車のみで、

  • 1~3号車が【指定席
  • 4・5号車が【自由席

となっていて、グリーン車はありません。

基本的に5両で運転されますが、2本繋いだ10両編成で運転される列車があります。

その場合【指定席・自由席】の位置は少し異なります。

詳しくは【JR東日本公式サイト】でご確認ください。

255系

わかしおでは、サブ的な役割をしている車両です。

9両編成で、

  • 1~3・5号車が【指定席
  • 4号車が【グリーン車
  • 6~9号車が【自由席

となっています。

メインで走るのは【特急しおさい】ですが、乗る機会はそれなりにあります。

乗車駅

それではさっそく乗っていきましょう!

今回は千葉県の【蘇我駅】から乗車します。

京葉線と外房線・内房線の分岐点で、わかしお号は外房線へと入っていきます。

ここから【安房鴨川駅】を目指しましょう!

列車に乗る

今回も私はJR東日本の【えきねっと】を利用し、チケットレス予約で3号車の指定席を予約しました。

座席

座席を見ていきましょう。

黄色と青色のコラボレーションが効いた、キレイな車内です。

照明は255系と同じ【間接照明】でしたが、明るく感じました。

座席はリクライニングシートになっていて、センターの【ひじ掛け】もあります。

背もたれには【テーブル】も備えているので、食事も食べやすいです。

足元も余裕があり、フットレストなどはないですが、足を楽に伸ばせますよ!

デッキへの扉上には、停車駅案内する表示器がありますが、文字が小さいので少々見づらいです。

展望

わかしお号からの眺めを見てみましょう。

勝浦までの車窓は、のどかな田園風景が広がります。

窓が大きいので、眺めは最高です。

しかし、窓枠と重なる場所では少し視界が悪くなるのでご注意ください。

E257系の窓枠がない席(5号車は逆)
  • 奇数番号の座席(下り列車)
  • 偶数番号の座席(上り列車)

大網駅に停車中の写真で、駅の案内表示器を撮影してみました。

私が乗車した【わかしお7号】は、車内で昼時を迎えそうです。

そこでさっそくお昼にしましょう。

今回のメニューはコチラ!

千葉駅で購入した、万葉軒【菜の花弁当】です。

そぼろ・玉子・あさり等が入っているお弁当で、料金は【800円】でした。

しかし以外と小さいので、お腹いっぱいに食べたい方は物足りないかもしれません。

そぼろの味付けは【やや濃いめ】でしたが、玉子とマッチして美味しかったです!

ユキムラ
ユキムラ

わかしお号には車内販売がないので、食料や飲み物は事前に買っておきましょう!

すれ違う255系のわかしお

浪花(なみはな)駅では東京行のわかしお号とすれ違いました。

このあたりは単線なので、特急停車駅ではない駅でも、列車交換のために停車します。

勝浦駅を出発してすぐに広がる外房の海

勝浦駅を過ぎると風景が一変しました!

車窓には太平洋が広がります。

人は海を見ると、癒されるのはなぜでしょうか。

楽園の雰囲気が漂うヤシの木

しばらく走ると、何やらヤシの木が広がってきました。

私のブログを読まれている方は、見覚えありますよね?

通過しながら捕らえた行川アイランドの駅舎

答えは【行川アイランド跡】です。

そして以前に訪れた、行川アイランド駅を軽やかに通過していきます。

少し走れば【安房小湊駅】に到着しました。

ここは東京駅から【123.5Km】もあるんですね、あっという間です。

安房小湊駅を出れば、いよいよ安房鴨川駅に到着します。

【特急わかしお】車内放送と外房の海

安房小湊駅から【車内放送と外房の海】を撮影して、編集した動画をお楽しみください。

終点の安房鴨川駅に到着です。

この駅は内房線と外房線の境界駅になっています。

到着した列車は、折り返し【わかしお14号】として東京へ戻っていきます。

運転席

わかしお号の運転席からは、どんな景色が見えるのでしょうか?

デッキから運転席の眺めを見てみましょう。

デッキ側の窓は大きくて見やすいのですが、フロントガラスはかなり小さく、前面展望はやや悪い印象でした。

しかし、都心から田舎へと移り行く風景を前面から眺めれば、旅行に来た気分を盛り上げてくれますよ!

トイレ・洗面所

最後は長旅に必須のトイレ・洗面所です。

トイレは洋式で洗面台も付いています。

しかしスペースは狭く、扉を閉めると少し圧迫感がありました。

トイレの反対には独立した洗面台もあるので、手洗いのみ使うこともできます。

以上、わかしお号の車内紹介でした。

主要駅からの特急料金

ここで【わかしお】の特急料金をご紹介します。

区間チケットレス
(指定席)
指定席自由席
東京~勝浦
〃~安房鴨川
1,220円1,690円1,360円
蘇我~勝浦
〃~安房鴨川
960円1,280円950円
東京~蘇我680円850円520円
※2023年2月現在

東京から勝浦・安房鴨川へは、【チケットレス】での予約がもっともお得です。

それ以外の区間では【自由席】が安いですが、チケットレスと大差がないので、確実に座りたい方にはオススメします。

わかしお号で行く観光スポット

最後に【わかしお号】の停車駅で、最寄りの観光スポットをご紹介します。

御宿おんじゅく

月の沙漠記念公園

童謡【月の沙漠】の舞台となったのが、御宿海岸です。

そのなかで歌詞に登場する、ラクダに乗った王子と姫の銅像が、公園内に建てられています。

勝浦駅

勝浦海中展望塔

勝浦海中公園】にあるメイン施設で、海中まで濡れずに降りられる塔です。

中はガラス張りの展望施設になっていて、海が荒れていなければ、付近を泳ぐ魚を間近で見ることができます。

安房鴨川駅

鴨川シーワールド

鴨川市にある総合海洋レジャーセンターです。

園内には【シャチ】をはじめ、【イルカ・アシカ】などの展示・飼育されています。

まとめ

わかしお号の旅は、楽しんでいただけましたか?

房総半島(外房エリア)【勝浦・鴨川】方面へお越しの際には、ぜひ乗ってみてください。

それではこのあたりで!

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