通勤特急【湘南】(下り)の旅

鉄道を楽しむ

こんにちは、ユキムラです!

みなさんは通勤・通学に、電車は使っていますか?

地方ではそうでもないですが、都心に通われてる方は【通勤ラッシュ】にはうんざりですよね?

そんな方への救済として、着席サービスを売りとした列車があります。

そこで今回は、鉄道の大動脈【東海道線】で運転されている【特急湘南】に乗ってきたので、レビューをご紹介します。

特急湘南(しょうなん)とは?

湘南の走行区間(Googleマップより)

特急湘南は、東京都の【東京駅・新宿駅】~神奈川県の【小田原駅】まで、名前のとおり湘南地域を走る特急列車です。

通勤に特化した列車なので、

  • 朝は上りの東京・新宿行
  • 夜は下りの小田原行

のみ運転しています。

もともとは【湘南ライナー】という快速列車でしたが、2021年に特急列車へ格上げされました。

今回は夜間に運転される、【下り列車】をメインにご紹介します。

列車本数(下り)

特急湘南(下り)の本数は、

  • 東京発→10本(臨時列車を含む)
  • 新宿発→2本

合計12本の列車が運転されています。

東京発

東京発の列車は17時半~23時まで、約30分~1時間おきに運転されています。

列車名発車時刻両数
湘南1号17:309両
湘南3号18:009両
湘南5号18:309両
湘南7号19:0014両
湘南9号19:3014両
湘南11号20:009両
湘南13号20:309両
湘南15号21:009両
湘南17号22:009両
湘南19号
(臨時)
23:009両
ユキムラ
ユキムラ

1号と19号は【平塚行】です!

新宿発

新宿発の列車は2本のみ運転で、東京発と比べると使い勝手が悪そうですね。

列車名発車時刻両数
湘南21号18:259両
湘南23号19:309両

列車に乗る

今回は1日の仕事が終わった後、東京駅19時発の【湘南5号】(現在の7号)に乗っていきます。

使用車両は踊り子と同じ【E257系】という車両で、終点の【小田原】まで行きましょう。

私が乗った5号(当時)は14両編成なので、他の列車と比べて座席の予約が取りやすいですよ。

今回は、小田原寄りの【3号車】に乗りました。

その理由は、後ほどご紹介します。

座席はこんな感じです。

2×2の4列シートとなっていて、座席の色は【ペニンシュラブルー】という、深みのある青緑色でした。

私の座席から見た眺めです。

混雑は東京駅を発車した時点で、窓際はほぼ埋まっている状態でしたが、満員とはほど遠い感じでした。

次の品川駅で、窓際は完売といったところです。

まあ個人的には、ゆったり座れてラッキーでした。

特急【湘南】東京駅出発後の車内放送

東京駅出発後の様子を、動画でお楽しみください。

湘南号は指定席になっていて、座席の上には【赤・黄・青】のランプがあります。

赤は空席、青は座ってる人がいる表示です。

黄色のランプが点灯すると、次の駅からお客さんが乗ってきます。

自分の席を間違えないようにしましょう。

席の座り心地は特急列車なので、もちろんゆったりしています。

足元も広くて快適でしたよ。

湘南号は窓側の座席限定で【コンセント】が付いてます。

ビジネスの強い味方で、ありがたいですね。

私のスマホも無事に生き返りました。

列車は多摩川を渡り、神奈川県へと入っていきます。

夜の列車からはきれいな【夜景】も楽しめました。

横浜駅を颯爽と通過していく特急湘南

特急湘南のいいところは、2つの大都市にある【川崎・横浜】の駅を通過するところです。

なぜかというと、この列車が長距離向け(湘南地域)のお客さんを、ターゲットにしている目的があります。

品川を出発して約40分ほどで、最初の停車駅【大船(おおふな)】に到着です。

この駅から先は、

藤沢辻堂茅ヶ崎平塚国府津

と、こまめに停車してお客さんを降ろしていきます。

ここでちょっと、ひと息つきましょう。

3号車には【フリースペース】という、休憩所がついています。

私が東京駅を出発するときに、3号車を選んだ理由がこれ目当てだったからです。

ずっと座っていると、お尻が痛くなりますからね。

反対側はこんな感じになってます。

あくまで一時的な休憩所なので、イスの座り心地はあまり良くないです。

フリースペースから座席までは、簡単な仕切りになっています。

仕切りには武田家の家紋【武田菱】が描かれてました。

これは元々この車両が、中央線特急【あずさ・かいじ】に使われていた名残です。

東京を出発してから1時間10分、終点の小田原に到着です。

3号車の乗客は、私1人でした。

何だかんだあっという間で、物足りなかったですね。

乗り継ぎの合間に、少し小田原をぶらぶらすることに。

以上、特急湘南の旅でした。

終点からの接続列車は?

小田原で降りたお客さんは、私を含めて数人でした。

しかし、終点から先の【接続列車】は気になりませんか?

そこで、列車ごとにまとめてみました。

東京発

特急湘南から普通列車に乗り継ぎたい場合は、ほぼ【平塚駅】で乗り換えることができます。

しかし平塚では、まだお客さんが多数乗っていて、座ることができません。

そのため、小田原より先へ行きたい方は、小田原で乗り換えた方がいいですよ。

特急湘南小田原の発車時刻行先待ち時間
1号18:28
(平塚発)
小田原5分
3号19:16沼津5分
5号20:02熱海20分
7号20:22伊東12分
9号20:46沼津6分
11号21:29沼津18分
13号22:01熱海22分
15号22:15熱海6分
17号23:29熱海19分
19号
(臨時)
0:01
(平塚発)
熱海7分
※2023年3月現在

※1号と19号のみ平塚行なので、当駅からの列車を記載しています。

新宿発

特急湘南小田原の発車時刻行先待ち時間
21号20:02熱海10分
23号21:01熱海10分
※2023年3月現在

列車により待ち時間は【5分~22分】とまちまちなので、空き時間で少し買い物などをするのもいいですね。

料金

湘南の特急料金は、【路線距離(営業キロ)】50Kmを境に次の2つに分かれます。

  • 50Kmまで→760円
  • それ以上→1020円

これだけだと分かりづらいので、駅に当てはめてみると、

760円区間
  • 東京→大船
  • 品川→辻堂までの停車駅
  • 大船→小田原までの停車駅

それ以外の駅までは、1020円となっています。

これ以外に、乗車券の料金が別に必要です。

ユキムラ
ユキムラ

JR東日本の【えきねっと】でチケットレス予約すると、100円安くなりますよ!

まとめ

いかがでしたか?

通勤ラッシュにいつもウンザリしている方は、たまには自分へのご褒美に乗ってみてはどうでしょう?

その快適さで、ヤミつきになるかもしれませんよ。

それではこのあたりで!

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