こんにちは、ユキムラです!
【特急踊り子】といえば、東京~伊豆急下田をメインに走る、観光特急ですよね。
しかし1日数本、中伊豆にある「修善寺」を発着する列車があります。
そこで今回は、この列車に乗って「中伊豆~関東」を目指す旅をしていきましょう。
特急踊り子(修善寺編成)とは?
特急踊り子の修善寺編成は、東京駅~静岡県の三島を経由して、伊豆箱根鉄道の修善寺駅までを結ぶ列車です。
列車の本数は、平日2往復・土休日3往復と、少なめになっています。
特急踊り子のメインは、東京~伊豆急下田間のため、印象は薄いかもしれません。
しかし中伊豆の温泉街にとっては、東京からダイレクトにアクセスできるため、とても重要な列車になっています。
乗車駅

今回の乗車区間は、始発駅の【修善寺駅】~神奈川県の【横浜駅】まで乗っていきます。

修善寺駅は2014年に、大幅にリニューアルされ、とても綺麗な駅舎になりました。
中には「駅弁屋・お土産ショップ」も入店し、伊豆を堪能できるスポットになってます。

改札口は中伊豆の玄関らしく、とても広い造りになっています。
「ここから旅が始まるなぁ」と感じさせてくれますね。
列車に乗る

今回は、12時35分に出発する【踊り子4号】に乗車していきましょう。
昼過ぎに出発するので、早めに関東へ帰宅したい方にはオススメです。

踊り子には、JR東日本の【E257系】という車両が使われています。
年までは、国鉄時代からの古い車両が使われ続けていました。
しかしこの車両になって、とても快適性が良くなり、最近はよく利用しています。

特急踊り子は【全車指定席】となっています。
車内でも特急券は買えますが、料金が高くなるので、乗車前に買った方がいいですよ。

ではさっそく、乗っていきましょう。
今回乗る場所は、最後尾の「10号車」です。
車内設備

室内は鮮やかな座席が連なっています。
とても落ち着いて、良い空間です

特急列車なので【洗面台】や、

トイレなども完備されています。
車イス対応のバリアフリートイレの他、

男性専用のものがあります。
助かりますね。
踊り子の車窓

ではさっそく、旅を楽しんでいきましょう。
修善寺駅は終着駅なので、伊豆箱根鉄道の多彩な電車を見ることができました。

中には西武鉄道の復刻塗装をした電車もいて、とてもバラエティーに富んだ鉄道会社ですね。

なかでも強烈にインパクトがあるのは、アニメとコラボした電車です。
ラッピングがスゴいことになってますね。
そして、列車の出発時刻になりました。
発車の様子を動画でお楽しみください。

列車は途中の三島駅まで、伊豆箱根鉄道を走ります。
線内は自然が豊かで【沼津アルプス】といわれている山々が楽しめます。
写真は「城山(じょうやま)」です。

こちらは「葛城山(かつらぎやま)」で、山頂まではロープウェイで行くことができ、上からは「富士山」や「駿河湾」の絶景を見ることができますよ。

沼津アルプスはその昔、伊豆半島が本州へ衝突した際に、隆起してできた山々なんです!

修善寺駅から約10分、【伊豆長岡(いずながおか)駅】に到着です。
この駅は「伊豆長岡温泉」への最寄り駅で、ここからバスやタクシーを使って、行くことができます。

伊豆長岡を出るとのどかな田園風景かつづき、のんびりした時間が流れます。

天気が良ければ「富士山」も見ることができますが、あいにくこの日は雲が掛かり、山頂付近を見れませんでした。

修善寺駅から約17分【大場(だいば)駅】に到着です。
この駅には伊豆箱根鉄道の本社があり、電車の車庫などもありますよ。
ここから先は「三島市」に入り、住宅が増えていきます。

川も渡り、遠くに見える沼津アルプスが、伊豆に別れを告げていきます。

修善寺駅から約23分【三島田町(みしまたまち)駅】に到着です。
この駅は「源頼朝」が参拝したことで知られる【三嶋大社】の最寄り駅で、初詣の時期は賑わいます。

三島田町をでると直ぐに【源兵衛川(げんぺえがわ)】を渡ります。
この川は「富士山」の雪融け水で、透明度がとても高くて綺麗な水です。

修善寺駅から約26分【三島(みしま)駅】に到着しました。
ここで伊豆箱根鉄道とは別れ、JR東海道線に入っていきます。
ちなみに踊り子号は、JRホームからの発着です。

三島を出ると列車は「丹那トンネル」を通過して、関東の見慣れた電車が見えてきました。

修善寺駅から約45分【熱海(あたみ)駅】に到着です。
ここでは、あるイベントがあるため、少々停車します。
そのイベントは【連結作業】です。
その様子を動画で撮影したので、良かったらご覧ください。

修善寺からの列車は「5両」でしたが、あたみで伊豆急下田からの「9両」を連結し、【14両編成】で東京を目指します。

ここから次の小田原駅までは、進行方向の左右で大きく景色が異なります。
左側は山々の緑が楽しめ、

右側は、海の青々とした風景が見られます。
乗車する際にはどちらに乗りたいか、指定するとより旅が楽しめますね。
今回私は、山側の窓席を確保しました。

座席の配置は、
海側【A(窓)B(通路)】
山側【C(通路)D(窓)】
になります。

景色も良くなってきたことなので、ここで食事にしましょう。
今回は修善寺駅の駅弁屋【舞寿司】で買った【い寿司】という駅弁です。

伊豆の椎茸と海鮮を使用した、とても豪華なお弁当でした。
ボリュームもあり、とても美味しかったです。
修善寺にお越しの際は、ぜひオススメします。

さて、車窓に戻りましょう。

修善寺駅から約1時間15分、神奈川県に入り【小田原(おだわら)駅】に到着です。
神奈川県西部の主要都市であり、「小田原城」などの観光スポットも多数あります。

また「小田急」との接続駅であり、新宿方面へ行く際には、JRより割安で移動することができますよ!

神奈川県を東に進むにつれて、川を何本か渡ります。
その1つが【相模川(さがみがわ)】です。

さらに東へ進んでいくと、またもや観音様が見えてきました。
【大船観音】です。
こちらは先ほどの早川観音と比べると、大きいのが分かりますね。
しかしこちらは、上半身だけになっているのが特徴です。

修善寺駅から約1時間40分、【大船(おおふな)駅】に到着です。
ここでは先行する、普通列車に追いつきました。
この駅には【鯵(あじ)の押寿司】という駅弁があり、これもまた絶品のお弁当です。
下の記事でご紹介してるので、よかったら見ていってください。


修善寺駅から約1時間50分、目的地である【横浜(よこはま)駅】に着きました。
楽しい時間というものは、あっという間ですね。
今回は、ここで旅を終えることにしましょう。
最後に
ご覧いただき、ありがとうございました。
伊豆へのご旅行は、この【踊り子号】がとても便利です。
みなさんもぜひ、利用してみてはいかがでしょうか?
それではこのあたりで!
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