こんにちは、ユキムラです!
東武鉄道の特急【リバティ】
幅広い路線を縦横無尽に走り、とてもメジャーな列車になりました。
そこで今回は、東京から群馬方面に向かう【リバティりょうもう】に乗って旅をします。
リバティって何?
リバティは2017年から、東武鉄道を走る特急列車です。
東京・埼玉・群馬・茨城・福島の1都4県を走り、野岩(やがん)鉄道・会津鉄道などの他社にも直通しています。
【Revaty(リバティ)】の意味は連結・分割して他線区で運行する意味の「Variaty」と、路線を縦横無尽に走る自由度の高さを表す「Libeaty」の造語です。
今回乗車する【リバティりょうもう】も2017年から運転を開始し、3両又は6両編成で伊勢崎線・桐生線を走りながら、東京~群馬方面を繋いでいます。
乗車駅
今回は東京側の始発駅、【浅草駅】から乗車します。
ここから終点の【赤城(あかぎ)駅】を目指して行きましょう。
停車駅
今回乗車した【リバティりょうもう13号】の停車駅は、
【東京スカイツリー】【北千住】【東武動物公園】【久喜】【館林】【足利市】【太田】【藪塚(やぶづか)】【新桐生】【相老(あいおい)】です。
時間帯によって、この他にも【曳舟】【加須】【羽生】などの、停車駅が増える列車があります。
ホームへ向かう
さっそくホームへ向かいます。
その前に飲み物と昼食を調達しましょう。
駅入口には【ACCESS】という売店があり、食料品を買うことができます。
通路上にあるので私も度々お世話になり、とても便利なお店です。
今回は11時50分発の【リバティりょうもう13号】に乗ります。
6両編成です。
リバティは大変人気があるので、3両より6両で運転される列車を選んだ方が、席を取りやすいですよ。
列車は特急専用ホームの、3番線から発車します。
ホームの天井には、乗車口を示した看板がありました。
今回は最後尾、6号車の席を予約しています。
ちょうど列車が入線してきたので、動画でご覧ください。
浅草駅の先端は急カーブになっているので、迫力ある姿を楽しめます。
リバティの行先表示はとても大型になっているので、とても分かりやすいです。
日光方面の列車と間違えないように、必ず確かめてから乗った方がいいですよ。
列車に乗る
それでは列車に乗っていきましょう。
乗降口は幅広いので、大きな荷物を持っていても、楽々乗り込めます。
デッキと客室の間にはドアがあり、木目調のデザインがカッコいいです。
ドアの開閉は、手のイラストがあるところをタッチすると、開く仕組みになっています。
各号車には1ヵ所ずつ、荷物スペースがあります。
大型の旅行バックなどは、こちらへどうぞ!
客室の写真です。
座席は紫、壁は木目調、天井は波打ったデザインに間接照明となっています。
特に天井は【鬼怒川・隅田川】の流れをイメージした造りで、なかなかユニークですね。
座席は2列×2列の【4列シート】になっていて、席の間には、収納式のひじ掛けがありました。
座席は江戸の伝統色【江戸紫】を基本に、イラストのような模様が描かれています。
これは江戸の伝統工芸である【印伝(いんでん)】をあしらった模様です。
シートピッチのチェックにいきましょう。
前の座席下は広々していて、問題なく足を伸ばすことができます。
各座席の標準装備は【ドリンクホルダー】と、
【大型テーブル】があり、食事なども問題ありません。
また座席横にあるひじ掛けの下には、収納式のミニテーブルもあり、
ちょっとした飲み物を置いておくのに、とても便利です。
また、最近は当たり前になってきている【電源タップ】もあるので、パソコン・スマートフォンの充電も手軽にできますよ。
車内の案内表示は、かなり大型のものが採用されているので、とても見やすかったです。
そんなことをしているうちに、出発時間となりました。
リバティは防音性が高いらしく、車内から外の音がほとんど聞こえません。
そのため、いつの間にか発車した感じです。
浅草駅を出発すると、東武鉄道屈指の急カーブをゆっくり進んでいきます。
ここは私が好きなスポットで、乗車している列車と【東京スカイツリー】が同時に見れるんです。
しかしスカイツリーが見えるのは一瞬なので、もっと見たい方は、進行方向左側の座席を選びましょう。
北千住駅を発車すると北越谷まで複々線区間となり、普通列車をどんどん抜かしていきます。
特急列車に乗った者だけが味わえる、特権といってもいいでしょう。
日光・鬼怒川温泉方面からの【スペーシアX】ともすれ違いました。
この列車はとても素晴らしいので、皆さんにもぜひ乗ってもらいたいです。
この区間はいろんな列車を見ることができるので、何度乗っても飽きることはないですね。
「列車をつまみにお酒!」といきたいですが、旅の途中なので昼食といきましょう。
今回の駅弁は若廣の【贅沢あなご弁当】です。
酢飯の上にボリュームのある穴子がぎっしり乗り、甘いタレが掛かっています。
酢飯との相性も良く、とても満足する1品の駅弁でした。
そのなかで、つけ合わせのガリは絶品です!
北千住から約25分、【東武動物公園駅】に到着しました。
特急スペーシアは通過駅ですが、りょうもうは停車します。
この駅は文字通り、東武動物公園へのアクセス駅になっていて、バスへ乗り換えが必要です。
東武動物公園を出発すると、日光・鬼怒川温泉方面の日光線に別れを告げ、【伊勢崎線】を進みます。
ここから先のどかな田園風景をひた走り、
埼玉県最後の駅、【久喜(くき)】に到着です。
この駅ではJR東北本線(宇都宮線)に乗り換えることができます。
列車は【利根川(とねがわ)】を渡って、群馬県に突入です。
そして群馬県最初の停車駅、館林に到着しました。
この駅は【伊勢崎線・佐野線・小泉線】が分岐する東武鉄道の主要駅です。
しかし伊勢崎線は、館林から先は単線となるので、ローカルの雰囲気が増してきます。
右側に別れる線路は【佐野線】で、佐野・葛生方面に行く路線です。
佐野ラーメンを食べたい方は、こちらへ行きましょう。
館林から約10分、大きな街並みが見えてきました。
【足利市駅】に到着です。
りょうもうの停車駅としては唯一、栃木県にあります。
ここは室町幕府を開いた【足利氏】の出身地として知られていて、市内には館跡も残っていますよ。
ここで少し、車内を探検しにいきましょう。
まずはトイレです。
リバティは新しい車両なので、トイレも充実しています。
男女兼用の洋式トイレと、
男性専用トイレに、
車イス対応のバリアフリートイレも付いています。
広々していて、使いやすいですね!
また今回は偶然にも、リバティのトップナンバー編成が連結されていました。
リバティの形式は【東武500系】といって、2017年にデビューします。
2018年には、技術面で優秀な車両に贈られる、鉄道友の会【ローレル賞】を受賞しました。
先へ進みましょう。
すると、何やら長くて細い通路が現れました。
ここはいったい何でしょうか?
実はここ、先頭車同士の連結部分です。
運転席のスペースが占めるため、長い通路ができあがった訳ですね。
3号車と4号車の間にあり、この部分で連結・分割することで、リバティは柔軟な運行を可能にしています。
通路からは運転台も見ることができるので、座るのに退屈になったら、来てみてはいかがでしょうか。
気づけば列車は【太田駅】に到着していました。
ここから伊勢崎線を離れ、【桐生線】へと入っていきます。
列車はさらに田園風景のローカル線を進み、山並みが近づいてくる景色へと変わってきました。
新桐生駅を出るとJR両毛線の上を交差して、
【相老(あいおい)駅】に到着します。
この駅でほとんどの乗客が降りていき、私の乗っている車両では、私1人となってしまいました。
相老は東武鉄道で唯一【わたらせ渓谷鉄道】の乗り換え駅なので、皆降りてしまったのでしょう。
相老駅を発車すると、次はいよいよ終点の【赤城駅】です。
最後の1区間は、動画でお楽しみください。
浅草駅から約1時間50分、赤城駅に到着です。
後ろの車両に乗ったため、ホームに屋根はありませんでした。
雨の日には、前2両の【1・2号車】に乗ると、濡れずに降りることができますよ。
以上でリバティりょうもうの旅は、無事に終了です。
リバティりょうもうの料金
ここで【リバティりょうもう】の、主要駅までの料金をご紹介します。
区間 | 運賃 | 特急料金 | 合計 |
浅草~赤城 | 1,230 | 1,450 | 2,680 |
〃~太田 | 1,090 | 1,450 | 2,540 |
〃~足利市 | 1,000 | 1,250 | 2,250 |
〃~館林 | 920 | 1,250 | 2,170 |
〃~東武動物公園 | 610 | 550 | 1,160 |
北千住~赤城 | 1,230 | 1,450 | 2,680 |
〃~太田 | 1,000 | 1,250 | 2,250 |
〃~足利市 | 920 | 1,250 | 2,170 |
〃~館林 | 830 | 1,250 | 2,080 |
〃~東武動物公園 | 490 | 550 | 1,040 |
同区間では他に、旧型車両の【りょうもう】という特急列車があり、料金も異なります。
【リバティりょうもう】の方がやや高めになっているので、気になる方はご注意ください。
りょうもうで行く観光名所
最後にりょうもうで行ける【観光名所】を4つご紹介します。
【東武動物公園】
東武鉄道の創立80周年記念として計画され、1981年に開業した遊園地と動物園の、複合型テーマパークです。
関東最大級の広さを誇り、約30機種以上のアトラクションとキリン・シマウマや鳥類などの動物がいます。
【足利氏館跡(鑁阿寺)】
栃木県足利市にある、元足利氏の邸宅です。
現在は鑁阿寺(ばんなじ)という足利氏の氏寺となっています。
しかし現在でも館の名残を残していて、四方を囲む土塁と水堀・門などに、当時の面影を感じることができます。
2006年に日本100名城選定、2013年には本堂が国宝に指定されました。
【新田金山(にったかなやま)城】
群馬県太田市の中央にそびえる、標高235.8メートルの金山に築かれたお城です。
石垣が見事なお城で、築城技術の高さを実感できます。
また、堀や土塁・池が残っていて、本丸には新田神社などもありますよ。
【高津戸峡(たかつどきょう)】
渡良瀬川沿いにある、渓谷の名所です。
付近には「高津戸橋」と「はねたき橋」という2つの橋が掛けられています。
この間には遊歩道が整備されていて、紅葉の季節には、美しい眺めを楽しむことができますよ。
以上、観光名所のご紹介でした。
まとめ
いかがでしたか?
今回はじめてリバティに乗りましたが、快適性・清潔性に優れた、素晴らしい列車でした。
日光・鬼怒川温泉方面にも走っているので、お越しの際にはぜひ乗ってみてください。
それではこのあたりで!
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