こんにちは、ユキムラです!
みなさんは、フォークリフトに乗ったことありますか?
小さいものから大きいものまで、いろんな機種があって、仕事で使う方も多いのではないでしょうか。
しかしフォークリフト作業は、一歩間違えると【死亡事故】に繋がる危険な作業です。
特に初心者の方は、特殊な操作方法に戸惑うこともありますよね?
そこで今回は、私の実体験を元に【フォークリフト】で作業する際のポイントを5つご紹介します。
私のフォークリフト経験
まず私が、どんな業界でフォークリフト作業を経験してきたのかを、ご紹介しましょう。
私が主に、フォークリフトを使用した業界は【物流業】です。
輸出荷物の梱包作業を担当していたので、フォークリフトで荷物を移動するところから、コンテナの中へ出し入れする作業を担当していました。
操作したフォークリフトは、小さいものは【1tのリーチ式】から、大きいものだと【16tのカウンターバランス式】といったものです。
また、運転するには資格が必要ですが、私は【フォークリフト運転技能講習】を就職前に受講しました。
5つのポイントとは?
それではさっそく、5つのポイントを見ていきましょう。
機種による違い
突然ですが、みなさんは車をお持ちですか?
車を乗り替えたとき、【操作方法】や【運転感覚】に、違いを感じたことがあると思います。
フォークリフトも車なので、その違いが当てはまります。
特に【機種の違い】は大きく実感できるので、細かくご紹介していきましょう。
フォークリフト機種には、大まかに2つのタイプがあります。
- カウンターバランス式
- リーチ式
カウンターバランス式
一般的にフォークリフトといったら、こちらのタイプを連想する方が多いのではないでしょうか。
小回りの利く小型車から、海上コンテナを持ち上げられる、大型車まであります。
私は主に、コンテナの中へ荷物を搬入する際、カウンターバランス式を使っていました。
そのなかで実感した違いは、
動力が【エンジン】か【モーター】
このどちらかによって、操作感覚が違うんです。
エンジン式の場合は、荷物の上げ・下げするリフト操作をしたときに、若干クセのある動きをします。
しかしモーター式は滑らかに動くので、私はモーター式の方が扱いやすかったです。
リーチ式
狭いスペースで活躍するのが、リーチ式のフォークリフトです。
小回りがとても利くので、私もこちらを多く使用していました。
しかしタイヤが小さいので、路面の小さな【くぼみ】にはまりやすいです。
また、路面に油などの滑りやすい場所を通過するときには、スリップしやすくなります。
重心の位置
みなさんは学校で、【物理】を勉強したことがありますか?
そのなかで【重心】という言葉を聞いたことあると思います。
荷物を上げ・下げするフォークリフト作業では、常に重心の意識が必要で、これを侮ると転倒などの労働災害につながります。
例えば次の図をご覧ください。
この図では、どちらが荷物が安定していると思いますか?
正解はAになります。
Aは重心が低く、Bは重心が高い状態です。
重心は低いほど安定します。
実際の現場でも、このようなシーンは何度もあるので、荷物を運搬する場合は、常に意識しましょう!
やむを得ず重心が高い状態で移動する場合は、路面の段差や坂道などに気をつけて、ゆっくり動かしてください。
ハンドルの使い方
フォークリフトは、ハンドルの切り方でも動きが変わります。
また物理になってしまいますが、【遠心力】という言葉を聞いたことありますよね?
例えば次の図をご覧ください。
図のように左折したいとき、左へハンドルを切ると、フォークリフトには右向きへ力がかかります。
この力が遠心力です。
【速度が速く・急ハンドル】をするほど、遠心力が大きくなります。
特に【リーチ式】は小回りが利くので、角やカーブを曲がるときは、特に注意してください。
最悪の場合、
荷物が落ちたり、フォークリフトが横転することもあるので、慎重にやりましょう!
坂道での走行
次は坂道での注意点です。
普通の車では問題ありませんが、フォークリフトでは違います。
荷物を積んだ状態で、坂道を下るときには気をつけてください。
重たい荷物を運搬しているときは、前輪側に重さがかかるので、後輪が浮きやすくなります。
フォークリフトは後輪でタイヤの舵を切るので、この状態では曲がれなくなり大変危険です。
対策は荷物を坂の上側にする、つまりバック(後退)で坂を下るようにすると、安全に通過することができます。
坂を上るときには、前進のままで大丈夫です。
フォークリフトが持ち上げられる重さ、ギリギリの荷物を運搬するときは特に危険です。
リフト作業時の注意
最後はリフト作業時の注意点です。
フォークリフトのメインとなる作業ですが、ここにも危険が潜んでいるのでご紹介します。
視界の確保
フォークリフトでの作業時は、荷物を積んだ状態だと、前方の視界が悪いことが多いです。
そのため柱や壁にぶつけてしまったり、最悪の場合は人をひいてしまうこともあります。
このようなことがないように、
「前が見えにくいな~」
そう感じたら【バックで走行】したり、【誘導員】に手伝ってもらいましょう。
周囲の確認
以外と忘れやすいのが【周囲の確認】です。
作業時にはどうしても、荷物のに神経が集中してしまうところがあります。
そのため、後方の安全確認が疎かになりがちです。
私も荷物を降ろしたあと、バックするときに、危うく人をはねそうになったときがありました。
他の作業者を安全に守ることも、フォークリフトを運転する方には大切です。
まとめ
いかがでしたか?
幅広い業界で使われているフォークリフトは、今後も需要は多いでしょう。
しかしそのなかには、命の危険もあるのだと心がけながら作業してください。
それではこのあたりで!
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