秘境駅に行く!【伊豆北川駅】

秘境駅シリーズ

こんにちは、ユキムラです!

今回は秘境駅シリーズです。

静岡県の伊豆急行にある、【伊豆北川(いずほっかわ)】を訪れて来たので、ご紹介していきます。

伊豆北川駅とは?

Googleマップより

伊豆北川駅は、静岡県の伊東駅~伊豆急下田駅までを走る、伊豆急行の秘境駅です。

特急踊り子など、数多くの観光列車が走る路線ですが、各駅停車しか停まりません。

下りは伊豆急下田駅、上りはJR伊東線の熱海駅まで直通運転しています。

駅が開業したのは1964年(昭和39年)で、東海道新幹線の開業と東京オリンピックが開催した年です。

当初は駅員がいる有人駅でしたが、2012年(平成24年)からは無人駅となっています。

駅に到着

少し不気味な駅の入口

駅に到着しました。

駅前ロータリーから、駅入口を眺めたところです。

入口は伊豆急行本線の下を潜るように、トンネルがあります。

駅に進入するリゾート21

トンネルを潜ろうとした瞬間に、ホームから列車の接近放送が・・・!

上りの熱海行が到着しました。

この列車は伊豆急行のオリジナル列車である、【リゾート21】といいます。

側面に描かれたキンメダイの群れ

写真の列車は通称【キンメ電車】といわれていて、伊豆特産のキンメダイをPRする列車です。

車体の内外面には、キンメダイが描かれています。

駅舎紹介

駅舎に入ってみましょう。

入口は階段となっていて、バリアフリーにはなっていません。

駅舎に通じる階段とウェーブ状の手すり

手すりに注目してください。

階段に添う形で、ウェーブ状に波打っていて、おもしろいですね。

この手すりは、伊豆急行の他駅でも見ることができます。

ひっそりしている改札口

改札口に着きました。

自動販売機がありますが、駅舎はシャッターで閉じられています。

左奥に見えるのはトイレです。

かつては駅員がいた窓口

有人駅の名残である窓口と、伊豆急行運賃表もありました。

伊豆北川駅からの運賃表

運賃表は伊豆急行全線と、JRの静岡~山手線内まで、主な駅の運賃が記載されています。

秘境駅ならではの時刻表

伊豆北川駅の時刻表です。

1時間に1~2本の列車が停まります。

乗り遅れたら悲惨ですね。

ICカードを持ってない方は必ず取りましょう

無人駅の必需品【乗車駅証明書発券機】です。

JRにもありますが、伊豆急行のタイプは発券ボタンがなく、常に証明書が外に出ているので直ぐに取ることができます。

バスの整理券みたいな証明書

ホームに入る

ホームに続く最後の階段

それではホームに入ってみましょう。

ホームへの入口はさらに階段を登っていきます。

階段を登りきればすぐホームになっていて、伊豆急下田方面を見た眺めです。

伊豆北川駅は1面1線のホームのため、列車同士のすれ違いはできません。

ホームの先には山があり、トンネルとなっています。

伊東・熱海方面を見た眺めです。

ホームは緩やかなカーブとなっていて、見通しが少し悪いです。

少し歩いてみると・・・

伊豆北川駅の絶景ポジション

いきなり絶景が現れます。

正面に見える半島は城ヶ崎海岸、そして相模湾が一望できるので、しばし癒されタイムといきましょう。

“伊豆”が揃った駅名標

ホームには伊豆北川駅の駅名標もあります。

青と赤の左右非対称になっているカラーリングがいいですね!

ここで再び列車の接近放送が・・・

伊豆北川駅を通過するE257系【特急踊り子】

特急踊り子が通過していきました。

その様子を動画でご覧ください。

極端にホームの広さが変わるポイント

踊り子を見送ったところで、先へ進みましょう。

ここからはホームが急に狭くなります。

黄色い線の内側より外側が広いホーム

左側には崖が迫り出し、なかなかの迫力があります。

伊豆急行の看板列車

ホームに貼られた、リゾート21の乗車位置を示したステッカーです。

勾配標(左)と7両編成(リゾート21)の停止位置目標(右)

10パーミル下りの標識(反対側は25パーミル)

伊豆北川駅は坂の途中にある駅なので、ホームの熱海側から下田側にかけて、緩い下り坂になっています。

勾配標は坂道があるという表示器で、写真では【10】と書かれています。

これは10パーミルという意味で、この場所から1㎞進むと10m下る角度がついた坂があるという表示です。

少し分かりづらいですが、緩やかな下り坂になっています

運転士さんは停車させるのが難しそうです。

熱海側の先端までやってきました。

線路はこの先右カーブとなっていて、伊豆大川駅へ続いています。

最後に伊豆急下田方面を見てみましょう。

長いホームですが、8両編成まで停まれそうです。

なお、この付近ではホームが狭いので、写真撮影などはやめた方がいいですよ。

以上が伊豆北川駅のご紹介でした。

観光名所

伊豆北川駅付近の、観光名所をご案内します。

北川温泉街

伊豆北川駅が最寄りの温泉街で、ホームからもその姿を確認することができます。

海沿いに7軒の温泉宿が立ち並び、比較的に静かな街並と、絶景の海が楽しめる温泉街です。

北川温泉旅館組合ホームページ

黒根岩風呂

北川温泉街の入口付近にある露天風呂です。

アメリカの見える露天風呂】を謳い文句に、海岸線のすぐ側に設置された露天風呂から、絶景を眺めながらの入浴が楽しめます。

日帰り入浴の場合は【600円】かかりますが、旅館の【望水】に宿泊する場合は無料です。

身体の洗い場やコインロッカーなどはないので、ご注意ください。

車でお越しの際にはお風呂の側に、約6台ほど停められる、無料駐車場があります。

詳しくは北川温泉旅館組合【黒根岩風呂】のページをご覧ください。

ユキムラ
ユキムラ

少し熱めのお風呂でしたが、海の温泉に入っているような気分になって最高でした。

まとめ

今回は伊豆の秘境駅をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

旅行のついでにぷらっと寄ってみると、以外な発見ができるかもしれませんよ。

それではこのあたりで!

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