秘境駅に行く!【下総松崎駅】

秘境駅シリーズ

こんにちは、ユキムラです!

今回の秘境駅シリーズは、千葉県の成田線にある【下総松崎(しもうさまんざき)駅】をご紹介します。

下総松崎とは?

Googleマップより

下総松崎駅は、成田線(我孫子~成田)を走る、【我孫子支線】にある秘境駅です。

成田駅からひとつ隣の駅ですが、閑散とした駅となっています。

駅は1901年(明治34年)に、成田鉄道の【松崎(まんざき)駅】として開業しました。

1902年(大正9年)には、成田鉄道が国有化されるのと同時に、【下総松崎駅】に改称されて現在に至ります。

駅に到着

それでは駅を見ていきましょう。

巨大な大木と、古めかしい木造の駅舎が出迎えてくれました、

駅前のロータリーは狭くなっていて、車2~3台停められます。

駅舎側からロータリーをみた眺めです。

住宅と細い道が続いています。

駅前には公衆電話も備えています。

最近このような駅に来ると、必ずといってもいいほど遭遇しますよね。

駅舎紹介

それでは駅舎を見てみましょう。

下総松崎駅の駅舎は【木造】になっていて、とてもレトロな雰囲気を味わうことができます。

駅の入口と打ち水をする駅員さん

このアングルは、田舎の駅感じさせてくれる、お気に入りの1枚です。

三角屋根の入口がいい味出してます。

駅舎の入口には、水道もありました。

駅舎の中に入ってみましょう。

すぐ目の前に、窓口と改札口があります。

私が訪れたときは駅員の配置時間だったので、窓口が開いていました。

ちなみに配置時間は、9時30分~16時30分までとなっていて、それ以外の時間は無人駅となっています。

切符の券売機は1台しかありません。

まあ、人が並ぶことはほとんどないでしょう。

下総松崎駅の発車時刻表です。

朝夕は本数が多めですが、日中は1時間に2本となっています。

改札口を抜けたところです。

中央には昔、駅員さんが検札をしていた名残の場所があります。

そして左上には、

昔懐かしい【駅名標】がありました。

私が子供のときは、まだ残っている駅が多かったですが、このごろはすっかり見なくなりましたね。

駅舎に隣接した下りホームにはベンチと、

アイスクリームの自動販売機があるので、暑い時期には、ゆっくり休みましょう。

ホームに入る

それではいよいよ、ホームを見ていきましょう。

改札口を抜けると直ぐに、下り(成田方面)のホームに直結しています。

ここから成田方面の先端まで、行ってみましょう

ホームの路面は地盤沈下でしょうか?

けっこうデコボコしているので、お気をつけください。

ちょうど列車が入ってきたので、動画でどうぞ!

下総松崎駅に到着するE231系

動画では10両編成の列車でしたが、我孫子~成田を折返しする列車では、5両編成も使われています。

下総松崎駅からは最長で、品川までの直通列車があります。

次は上りホームをみていきましょう。

上りホームへは、跨線橋を渡っていきます。

跨線橋の上からは、のどかな田園風景を楽しむことができますよ。

上り(我孫子方面)のホームに降りてきました。

先ほどご紹介した、駅舎の全景が確認できます。

ここから我孫子方面の、先端まで歩いてみましょう。

上りホームには待合室がありました。

そんなに広くないですが、雨風は凌げそうですね。

ホームに屋根がない下総松崎では、ありがたい設備です。

電柱には通常は直通しない、【水戸】の案内もされていました。

やはり田舎の駅には、田園風景がよく似合います。

先端まで近づいてくると、10両編成の停車位置が見えてきました。

しかしホームには、まだ長さに余裕があります。

実は下総松崎駅は、12両編成の列車まで停車できるみたいです。

運転士にも分かりやすい、停車位置目標の標示板です。

上りホームの先端までやってきました。

奥に見える踏切は、【大竹踏切】です。

下りの線路は、雑草に覆われていました。

THEローカル線、という感じが出ていますね。

最後に振り返って、成田方面を見てみました。

長いホームが続いています。

以上がホームのご紹介でした。

観光名所

最後に下総松崎駅最寄りの、観光名所をご案内します。

印旛沼

印旛沼は千葉県北西部にある、利根川水系の沼です。

北印旛沼と西印旛沼に分けられ、昔はこの2つが繋がっていて、千葉県屈指の大きさを誇る沼でした。

現在は、カミツキガメの出没地として知られています。

甚兵衛渡

江戸時代に、佐倉藩の重税に苦しんでいた佐倉惣五郎が、徳川将軍家に直訴へ行く途中で使った渡し舟です。

そこで手助けしたのが【甚兵衛】という人物でした。

しかし直訴は重罪であったため、甚兵衛は罪に問われることを恐れ、印旛沼に身を投げたと伝えられています。

房総風土記の丘

1976年(昭和51年)にオープンした、千葉県唯一の考古学専門博物館です。

竜角寺古墳群の復元に力を入れていました。

2004年(平成16年)に、隣接する【房総のむら】に統合されています。

竜角寺

西暦709年に建てられた、関東地方でもっとも古いお寺の一つともいわれています。

境内には重要文化財の【銅造薬師如来坐像】があります。

また、当時は高さ33mの、三重塔があったみたいです。

まとめ

いかがでしたか?

みなさんが住んでる近くの意外なところにも、おもしろい秘境駅があるかもしれません。

ちょっとひと息ついて、降りてみてはいかがでしょうか。

それではこのあたりで!

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